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浅暮 三文(あさぐれ みつふみ、1959年3月21日 - )は日本の作家、推理作家、SF作家。兵庫県西宮市生まれ。ペンネームは「早起きは三文の徳」から。 関西大学経済学部(国際金融論専攻)卒業後、コピーライターを経て、森下一仁の小説教室で学び、メタフィクション的な異世界ファンタジー『ダブ(エ)ストン街道』でメフィスト賞を受賞してデビュー。 以降はミステリ系の小説を主に執筆。2003年『石の中の蜘蛛』で、第56回日本推理作家協会賞を受賞。奇想小説を愛しているため、授賞式の挨拶では「これからも、バーセルミやスラデックのような小説を書いていきたいと思います」と語り、審査員たちを唖然とさせた。なお、その挨拶にも登場した奇想作家ジョン・スラデックについて「体育会系作家である」という奇説を唱えている。 『カニスの血を嗣ぐ』〔執筆したきっかけはパトリック・ジュースキントの『香水』だという。『SFマガジン』2009年4月号、P.220〕で「嗅覚」、『左眼を忘れた男』で「視覚」、『石の中の蜘蛛』で「聴覚」、『針』で「皮膚感覚」、『錆びたブルー』では「第六感覚」、『ポルトガルの四月』〔題名は『タモリ倶楽部』の空耳アワーのルイ・アームストロングの空耳から(『SFマガジン』2009年4月号、P.219)。インスピレーションを受け、筆が進んだということで後日感謝状を同番組に送った(空耳アワード2010後編より)。〕では「味覚」と、「五感」をテーマにした奇想小説を連続して刊行している。またシリーズ総括編として、「ある事件を5つの語感でながめる」という作品を構想中〔『SFマガジン』2009年4月号、P.221〕だったが、2010年『五感集』として刊行。 その他にも、エルサレムという街自身を主人公にした『似非エルサレム記』や、奇想小説ばかりを集めた短編集『実験小説ぬ』『ぽんこつ喜劇』のような、前衛的な小説も発表。 その一方で、作風としては比較的おとなしめの、一般的なミステリ、ライトノベル、ファンタジー、自伝的普通小説等も執筆している。 コピーライター時代も十数回の広告賞受賞歴があるが、デビュー後まもなく廃業。目下は専業作家である。2006年には青春ファンタジー『10センチの空』が中学校向け国語の教科書に採用された。 趣味は釣りで、釣りについての著書も刊行している。 == 作品リスト == * 『ダブ(エ)ストン街道』講談社 1998 のち文庫 * 『カニスの血を嗣ぐ 追跡のブルース』講談社ノベルス 1999 * 『夜聖の少年』徳間文庫 2000 * 『左眼を忘れた男 I wanna see you』講談社ノベルス 2002 * 『石の中の蜘蛛』集英社 2002 のち文庫 * 『殺しも鯖もMで始まる 地底の密室!』講談社ノベルス 2002 * 『似非エルサレム記』集英社 2003 * 『10センチの空』徳間書店 2003 のち文庫 * 『針』早川書房 2004 * 『ラストホープ』創元推理文庫 2004 * 『嘘猫』光文社文庫 2004 * 『悪夢はダブルでやってくる』小学館 2005 * 『実験小説ぬ 傑作短編集』光文社文庫 2005 * 『錆びたブルー』角川春樹事務所 2006 * 『ペートリ・ハイル! あるいは妻を騙して釣りに行く方法』牧野出版 2006 * 『ポケットは犯罪のために 武蔵野クライムストーリ-』講談社ノベルス 2006 * 『異人類白書』ポプラ社 2007 * 『夜を買いましょう』集英社文庫 2007 * 『クリスマスにさようなら』徳間書店 2007 のち文庫 * 『広告放浪記』ポプラ社 2008 * 『ぽんこつ喜劇』光文社 2008 * 『ポルトガルの四月』早川書房 2009 *『五感集』講談社 2010 *『再びラストホープ パリと悪党たち』創元推理文庫 2010 *『やや野球ども』角川書店 2011 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「浅暮三文」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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