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浅草サンバカーニバル(あさくさサンバカーニバル)は、東京都台東区浅草で行われるサンバのパレード及びコンテストである。第1回は1981年に行われ、2013年で32回を迎えた。日本で最大のサンバカーニバルのコンテストとして知られる。 == 概要 == 浅草サンバカーニバル実行委員会による主催で、毎年8月の最終土曜日に開催される。約50万人の人出がある。 各サンバチームの規模に応じてリーグ制によるグループ分けがなされている。リーグ制はこの数年にいくつかの変遷があったが、2007年では出場順から、地域のブラスバンドなどによるコミュニケーションリーグ、企業チームによるテーマ・サンバリーグ、S2リーグ、S1リーグの4つのリーグに分けられている。このうち、S1とS2リーグではパレードの内容をコンテストで競う。 S1及びS2リーグでは、リオのカーニバルになぞらえて、パレードの内容を審査員や沿道の観客によるモバイル投票などの採点方式により順位や優勝が競われる。その年にS1リーグで最下位となればS2リーグへ降格、またS2リーグで優勝したチームはS1リーグへ昇級、翌年にまたそこで順位や優勝を競うことになる。 特にトップリーグであるS1リーグでは、エスコーラ・ジ・サンバ(略称:エスコーラ)といわれる大規模なチームによって順位が競われる。これら大規模なチームは、カーホ・アレゴリア(略称:アレゴリア)といわれる大がかりな山車を製作し、また ファンタジアと呼ばれる衣装をブラジルに発注製作したものを使用するなど、大規模に展開するチームが年々多くなっている。S1リーグにおいては、アレゴリアの製作が参加必須条件となっている(一方で、S2リーグではアレゴリアの導入は禁止されている)。 そもそもサンバには様々なスタイルがあり、このようにヂスフィーレと呼ばれるパレード・行進するサンバは「動くオペラ」とも評される。これは毎年、各チームがEnredo(エンヘード、物語やストーリー、テーマ)を決めて、それに基づいた楽曲や衣装、山車を製作し、それをパレードによって表現し、審査によるコンテスト形式で順位を競うからである。 このように、近年の浅草におけるサンバカーニバルでは、S1リーグに出場するチームを中心に本格化させようとする傾向が強くなっている。 なお、これらから一般的に、サンバは単なる仮装行列、またはテーマパークのパレードと同一視される向きがあるが、これは誤解である。サンバにおけるパレードは、毎年チームで検討し選んだエンヘードのテーマが優れているか、またそれをいかに全体で表現するかを各チームで競うものである。またサンバパレードと言えば、露出度の高いダンサーが多いと誤解されているが、これも一部に過ぎない。タンガを着て踊るダンサーはパシスタやジスタッキ・ヂ・シャウン、ハイーニャなどと呼ばれるが、これらは少数のパートであり、一つのチームの中には、アーラといわれるパートのグループ分けがいくつもあり、ダンスやパフォーマンスなどいろいろな役割を演じるのが特徴である。 続くS2リーグでは、S1リーグ出場チームのスタイルに準じつつも、人数などの面で規模が大きくないチームが出場している。現在は前述の入れ替えがあるため、S1リーグからの降格組もある。S2については、前述のアレゴリア禁止やパレードへの参加人数制限があるため、S1からの降格組はメンバーの絞り込みも必要になる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「浅草サンバカーニバル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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