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浅草紅団 : ミニ英和和英辞書
浅草紅団[あさくさくれないだん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [くさ]
 【名詞】 1. grass 
: [べに, くれない]
 【名詞】 1. deep red 2. crimson 
: [だん]
 【名詞】 1. body 2. group 3. party 4. company 5. troupe

浅草紅団 : ウィキペディア日本語版
浅草紅団[あさくさくれないだん]

浅草紅団』(あさくさくれないだん)は、川端康成長編小説。旧漢字表記では『淺草紅團』。全61節から成る。川端が30歳から31歳にかけての執筆作で、昭和初頭の浅草の人間模様を見聞記風・叙景詩風に描いた作品である〔保昌正夫『新潮日本文学アルバム16 川端康成』(新潮社、1984年)〕。昭和モダニズム文学とも呼ばれ〔「カバー解説」(文庫版『浅草紅団/浅草祭』)(講談社文芸文庫、1996年)〕、この作品の影響で、浅草を訪れる人々が増えるという浅草ブームが起きた〔川端康成「『浅草紅団』について」(文學界 1951年5月号に掲載)〕。
を捨てた男への復讐のために、浅草の街をさまよう不良少年少女パフォーマンス集団「浅草紅団」首領の中性的美少女に案内され、浅草の裏社会に生きる人々の有様を綴る「私」のルポルタージュ風な物語。関東大震災以降の都市の街並、浮浪者乞食娼婦ポン引き踊子見世物小屋エログロナンセンスなどのが混在する風俗、新旧の現象が、世界恐慌から昭和恐慌の波が押し寄せる不穏な空気感を背景に、抒情的な目線で描かれている。
== 発表経過 ==
先ず1929年(昭和4年)、『東京朝日新聞』夕刊12月12日号から翌1930年(昭和5年)2月16日号まで37回にわたり連載された(挿画:太田三郎)。数か月間休止を経た続きの38回以降は、雑誌『新潮』9月号(第27巻第9号)に38節から51節が「浅草赤帯会」と称して掲載され、雑誌『改造』9月号(第12巻第9号)に52節から61節が「浅草紅團」と称して掲載された。
以上の61回分をまとめた単行本『浅草紅團』は、同年1930年(昭和5年)12月5日に先進社より刊行された。なお、これに先立つ同年5月8日にも、途中までが『モダン・TOKIO・圓舞曲』に収録された。文庫版は講談社文芸文庫より刊行されている。翻訳版は2005年(平成17年)にAlisa Freedman訳(英題:The Scarlet Gang of Asakusa)によりアメリカで行われている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「浅草紅団」の詳細全文を読む




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