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浦安鉄筋家族の登場人物 : ミニ英和和英辞書
浦安鉄筋家族の登場人物[うらやすてっきんかぞくのとうじょうじんぶつ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [うら]
 【名詞】 1. inlet 
: [てつ]
 【名詞】 1. iron 
鉄筋 : [てっきん]
 【名詞】 1. rebar 2. (concrete) iron reinforcing bar 
: [すじ]
 【名詞】 1. muscle 2. string 3. line 4. stripe 5. plot 6. plan 7. sinew 
: [いえ, け]
  1. (suf) house 2. family 
家族 : [かぞく]
 【名詞】1. family 2. members of a family
登場 : [とうじょう]
  1. (n,vs) (1) entry (on stage) 2. appearance (on screen) 3. (2) entrance 4. introduction (into a market) 
登場人物 : [とうじょうじんぶつ]
 (n) the characters (in a play or novel)
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人物 : [じんぶつ]
 【名詞】 1. character 2. personality 3. person 4. man 5. personage 6. talented man 
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 

浦安鉄筋家族の登場人物 : ウィキペディア日本語版
浦安鉄筋家族の登場人物[うらやすてっきんかぞくのとうじょうじんぶつ]
浦安鉄筋家族の登場人物(うらやすてっきんかぞくのとうじょうじんぶつ)は、浜岡賢次の漫画、およびそれを原作とするアニメ『浦安鉄筋家族』とその続編『元祖!浦安鉄筋家族』、『毎度!浦安鉄筋家族』に登場する架空の人物を記述する。声の項はドラマCD版 / テレビアニメ版第1期 / 第2期の順。1人しか記載されていない場合は特記ない限りテレビアニメ版第1期のキャストとする。
== 小鉄の家族 ==
; 大沢木 小鉄(おおさわぎ こてつ)
: 声 - 田中真弓 / 岩坪理江 / 三森すずこ
: 主人公。大沢木家の次男。愛称は「小鉄っちゃん」(こてっちゃん)。
: 坊主頭でとても元気だが、同時に浦安一の馬鹿(菊池おさむなど一部を除く)でもある。初期は俗に言ういじめっ子だったが、徐々に友達思いな一面も見せクラスのリーダー的ポジションに立っている。性格はよくも悪くもさっぱりで明るく、怒ることはあっても怨んだり憎んだりせず裏表のない性格。よっぽどの変人じゃない限りは人見知りもしないので誰とでも友達になれる。同時に相手が大人であっても突っ込みに容赦はしない。
: 体育が唯一の成績”5”を取れるほどの得意教科。特にマラソンは、持ち前の持久力を発揮し大得意(ただし足の速さはかなり遅い。理由は後述)。図工と音楽は”2”でそれ以外はオール1、しかもテストの点数は常に5点以下。さらに、算数のテストで臨死体験を経験し(282発目など)、教科書を多く入れたランドセルを背負って、それほど重くないにもかかわらず倒れるほど(321発目)、勉強が大嫌いである。一回だけ算数のテストで21点を取ったが、その時は涙に奇跡と言われた。
: 最初は学年リレーに抜擢され、最下位から巻き返せるほどの俊足を誇っていたが、途中から小学2年生の平均を下回るほどの鈍足という設定に変わってしまった。のり子との競争で圧倒的な差を付けられ、汚名返上のために奈々子先生に指導を頼んだことも。その代わり驚異的なスタミナを手に入れ、一日数時間も走り続けたり、夏休みを全力で遊んだりするようになった。また後の話では「極度の思い込み」という設定も尽き、その思い込みだけで凄まじいパワーを発揮することがある。
: 1年中袖と襟に赤いラインの入った半袖のTシャツと半ズボン。ただしATC(秋田書店のコンビニ漫画)などではラインの色が緑などになっていることもある。アニメでもTシャツのラインの色が緑になっている。初期の頃は胸の部分に太いラインの入ったタンクトップや白の無地のシャツなどを着ていた。風邪をひくことは滅多にないが、作中で1度だけ風邪をひいている。「子供は寒さに強く作られている」と考えている。最初の頃はオーバーオールに長袖のいでたちでいることも多く、またセーターなどの服をたまに着ることもある。夏休みになると力尽きるまで遊び続け宿題は一切しない。しかし膝に爆弾を抱えているなど、不安を感じさせる部分もある(後に、のり子のおでこを触った際に起きた「奇跡」で完治)。
: あかねに初めて会った時に一目惚れして以来ずっと恋心を抱いており、彼女に対する口調は比較的ソフトである。バレンタインデーにのり子にチョコを渡されたが、「あかねちゃん以外のチョコはいらない」と断わるなど、その想いはかなり一途で、彼女を侮辱する者や害をなす者は誰であろうとも反撃を仕掛けてあかねを庇うが、バレンタインデーにはしつこくチョコをねだったり、彼女のリコーダーを満面の笑みで吹いたりなどとストーカー行為にまで及んでいる。また、時に嫉妬深く、他者に彼女が親切にすると相手にライバル心を抱いたり、暴力的な態度を取ったりして結局はあかねに嫌がられている。反面、彼女に不幸な出来事が起こっても大爆笑していたり、突飛な行動についていけず否定したりする。
: 性格の欠点として、他人に対してのイタズラなどの問題行動を起こす際、ほとんど罪悪感を持っておらず、さらには謝罪しないことである。また理不尽な理由で暴力を振るう事も多かった。花丸木やフグ夫などの一部の人物が小鉄のいじめやイタズラ行為などの被害にあっている。
: おじいちゃん子であり、単純な性格から祖父の金鉄に言われたことをすぐに実行に移そうとする。休日でも連続登校記録保持のため毎日学校に通っている。また、順子に連れていかれた図書館で手にしたキネスブックの記録を破ろうと様々な挑戦したがいずれも失敗し、さらにはキネスブックをボロボロにしてしまい、貸し出し禁止となってしまったことも。
: 大のプロレス好きであり、弟の裕太に様々なプロレス技からファッキンポーズまで伝授した。浦安市の地理に詳しく「浦安の裏道王」とも呼ばれる。市内にある公園などにも詳しく、目隠しをしても障害物に接触することなく走り回れる。地雷を踏んでも怪我1つしない。太りやすい体質でもあるが痩せやすい体質でもある。また、そのときは顔まで変わってしまう。
: 愛読書は本作が掲載されている週刊少年チャンピオンで、『グラップラー刃牙』シリーズの大ファン。週刊少年チャンピオンの編集部に行って、バキシリーズの作者である板垣啓輔の住所を編集者に聞きたがるほどの大ファン。またこの雑誌に連載されているアクション漫画『京太郎』の大ファンでもある。
: 連載初期はTVゲームもプレイしていたこともあったが、最も得意なジャンルである格闘ゲームでも大鉄以外にボロ負けしたりすることが多かったため、現在ではTVゲームをプレイしていない。
: 初期の小鉄は大鉄がタバコを吸うとニオイが好きなのか、寄ってきてニオイをかいだりする。しかし、あかねに「タバコ臭い」と言われて(294発目)、タバコを吸っていた大鉄を非難したこともある〔「姫はそれがキライ」の回〕。また、小鉄は生後すぐ大鉄にタバコを手違いで吸わされた。
: 最初の頃は大鉄の初期の髪型と同じだったが、転校してきたのり子と衝突した際に髪を引っこ抜かれ、その髪引っ張りへの対策のために金鉄に頼んで現在の丸刈りにした(「丸刈りになってから面白くなった」と作者がコメントしている)。作者は「小鉄は自分自身を映したもの」と語っている。
: 初期の頃は泣き虫で、嫌なことがあったら祖父・金鉄に泣きついて慰めてもらう姿が多く見られた。
: 名前の由来は「大騒ぎ」に往年のプロレスラー山本小鉄から。
:; 『元祖!』での大沢木 小鉄
:: 小3になると一年中海水パンツ一枚になる(前作の終盤でもその姿が見られる)。ただし体育の時間は体育着を着用。16巻でGパンを初めて履く。乳児の頃からおむつを履くことを嫌い、常に裸でいることを好んでいてかなりの冒険好きであった。他者へのいじめの描写が少なくなり、優しい一面を見せるようになる(NYAが春巻宅の掃除当番になったときは「代わりに俺たちがやるよ」と言い買って出ようとした)など初期に比べてまともな性格になってきているが、根本的な部分はあまり変わらず。クラス内にとどまらず他学年、他校の子供たちとも分け隔てなく仲良く遊ぶ描写が多く、同世代の子供たちから人気は更に上昇した。更に前作では考えられなかったが意外と男前という設定も追加され、女子からの人気もかなり高い事になっておりバレンタインデーには大勢の女子からチョコレートを貰っている。また下級生とも分け隔てなく接するため人気があり、女子からチョコをもらったことがある。大鉄同様「見える人間」であり幽霊の姿を視認できる。しかし小鉄が見たのは小学校に潜む悪霊であり、危うく殺されかけたが持ち前の耐久力と能天気さで乗り切り、逆に悪霊を驚かせてショックの余りコナゴナにしてしまった(しかも小鉄は悪霊の正体にまったく気づかなかった)。
:; 『毎度!』での大沢木 小鉄
:: 昔一度行っていた「寸止め死亡遊戯」をまだ続けており、偶然タイムスリップをしてしまったことも(86キンポ)。
:: のり子の家の一部が崩れ落ち、のり子が墜落した時には咄嗟に助けに向かうなど正義感や思いやりが強くなっている。ただし勢いがつきすぎて家に突っ込んでしまい、のり子の家を完全に破壊してしまうなど裏目に出ることもある。
; 大沢木 大鉄(おおさわぎ だいてつ)
: 声 - なし / 松山鷹志 / 一条和矢、松山鷹志(19発目)
: 小鉄の父。43歳。大沢木家の大黒柱。愛称は「大鉄っつぁん」(だいてっつぁん)。
: 初期の頃はちょっとした事でもテーブルをひっくり返す、小鉄を毛嫌いし、裕太を可愛がる偏屈な愛情を見せる、のり子の父等同業のタクシーと衝突する等非常に気が荒く、家族物だったこともあり主人公的存在だったが、連載方針が小鉄中心になるとヘビースモーカーで、何でも面倒くさがりで、かなりぐうたらな性格であらゆることを途中で投げ出す人に変わって行く。
: 初期では靴を脱ぐシーンもあったが、物語の途中から家の中でも猛暑でない限り土足で生活し始め、その結果極度の油足になり、歩いただけで床がはがれてしまったり、靴が足からはがれなくなったりしている。また足の裏は「核兵器級の悪臭」を放ち、服装は季節などによって変わるが、基本的には緩めたネクタイ(初期はネクタイピンをしていた)をつけ、無地系のワイシャツにスラックスもしくはデニム系のズボンをはいている。初期は夏場に半ズボンをはいたり、長ズボンの裾を捲ったりしていた。また夏場は草履を履くこともあった。ハッチとスタスキーからは嫌われているが、大鉄本人はいじめていると言う自覚が無い。
: 性格は自己中心的で、煙草やそれらの類などの一部を除けばあらゆることに鈍感。また自分自身の性格をほんの少しも自覚しておらず、晴郎を罵倒するなど自分の性格を棚に上げているところもある。だが、クリスマスに些細なことで泥棒のような風貌と化した花丸木を泥棒と勘違いして殴り倒したり、ストーカーに関する事件に腹を立てる等、正義感にあふれる姿を見せることがある。初期では酒を好むシーンもあったが、飲んだ後は何らかのアクシデントに巻き込まれたりまた何かのアクシデントを起こしたりして家族に迷惑をかけることが多く、職業上の都合などからあまり見ることはなくなった。家事を手伝うことがほとんどなく、珍しく手伝いをした時には浦安市に異常気象が起こった。善意が必ず裏目に出るタイプ。また他者から感謝されることや好意を持たれる事に慣れていない為、偶然対向車に道を譲って感謝されたときは感激のあまり号泣し、とある事がきっかけで妻・順子が灰皿を綺麗に整え自ら煙草に火をつけようとする等、日頃の感謝を示した際は恐怖感を露にした。
: 職業は個人タクシードライバーだが、乱暴な運転で事故を起こすことが多い。タクシーは昭和40年代に作られたスカイライン(S50)で、大掛かりな改造が施されている。デザインは連載が進むにつれて変わっており初代は、「大沢木」と書かれた行灯の上に土星型のランプがあり、二代目は行灯だけのデザインで、そして現在の三代目はピラーの上にランプがついたデザインである。車の片輪走行をするなど運転だけは神懸かり的センスを持つ。
: 頭髪が薄いことをとても気にしているがよく事件に巻き込まれて抜けてしまう(頭髪が完全になくなると、小鉄達による嫌がらせの対象となるから)。また髪型は最初は刈り上げただけの髪型だったが、65発目の「脳天」で脱毛が発覚して以降、脱毛部分を隠すため左(/)櫛型〔(ただし256発目の「生クリスマス」などの一部の話では右(\)櫛型(っぽい)七三分けにしていることもある)〕の七三分けをするようになった。ただし、脱毛が発覚した後も一時期は髪形を七三にせず刈り上げた髪にしていた。また逆に七三分けするようになった後も櫛を入れていない髪形になっていた時もある。
: 連載初期は、一週間ほど禁煙出来ていたが、中盤からタバコの1カートンのパッケージごと吸うなどエスカレートしていき、現在は、一日460本吸うという超ヘビースモーカーぶりを見せる。好きな煙草の銘柄は話によって様々だが特にERキャストを好むことが多い。大沢木家の壁などは彼のタバコのヤニで変色してしまっているほど。また禁煙すると貧乏揺すりするだけで金鉄いわく関東大震災、もしくは阪神・淡路大震災級の地震を起こしたり、通常の時よりかなりの無気力な性格になる(14発目)。さらに、生後間もない小鉄を抱こうとしてタバコを吸わせてしまったこともある。また巨人ファンで阪神ファンののり子の父とは犬猿の仲。小学生の頃はそのいい加減な性格やいじめっ子であったために友達が一人もおらず、遊び相手は近所の野良猫だけだった。元々、鈍感だったため最初の頃は気にしておらず、むしろ自慢することが多かった。しかし399発目の「休んでゴメン」で小鉄の代わりに学校に行って自分の子供時代を思い出した際、友達がいないのは自分のせいだと初めて気が付いた。
: 作者の浜岡自身は花丸木や春巻と並んで最も気に入っているキャラクターの1人と言っており、性格の一部のモデルも作者の作品評で作者が「大鉄って、俺に似ている」というコメントをしている。
: 初期の頃は子供たちの中でも特に三男・裕太を溺愛する様子が多々見られた。
:; 『元祖!』での大沢木大鉄
:: 指を鳴らして火を起こす、家や街中に隠しタバコをストックするなど、タバコジャンキーぶりはエスカレート。また、同じくタバコ好きのタクシードライバー仲間3人のリーダーとして行動を共にするようになる。相変わらずの面倒くさがりのぐうたらだが、妻の順子には頭が上がらない様子で、蛍光灯のお使いにでかけるなどしている。順子の誕生日には、順子を風邪で寝込ませて自ら進んで家事を手伝う〔ただし、この風邪は大鉄が風邪気味の浅野に頼んで順子にうつしたものなので、それを知った順子に怒られた。〕など、妻孝行な一面も見せた。人とすれちがっただけで着火してしまったり、物をひったくってしまうなど、特異体質が現われはじめ、鈍感さがエスカレートする。相変わらず適当な性格で運転は荒っぽいが、ラジコンの運転やタバコの扱いには人並外れた器用さを見せる(45固め)。特にタバコの煙では変装したり有る筈の無い壁を作るなどの超人技ができる。ハゲの他、中年太りが進行(179固め)。
:: 一時的に花丸木と打ち解けるものの、桜に花丸木もろ共ぶっ飛ばされた(155固め)。「元祖!」から服装が統一され、真夏でも緩めたネクタイをつけたワイシャツを着るようになった(ただし連載初期など、一部を除く)。「賛成の反対」では頭を打って真面目な性格になったが映画館に行く際に彼の安全運転の遅さに怒った家族にぶっ飛ばされて、また頭を打ち元の性格に戻ってしまう。
:: また一時期は喫煙本数を減らそうとする順子の努力や行きつけのタバコ屋とコンビニの閉店などにより12箱(240本)に減ったこともあったが結局逆戻りして喫煙本数2カートン分(箱の数にすると20箱、本数にすると400本吸っている)に逆戻りしてしまい、結局順子の努力は水の泡になってしまった。
; 大沢木 順子(おおさわぎ じゅんこ)
: 声 - なし / 天野由梨 / 東條加那子
: 大鉄の妻で、小鉄達の母。41歳。専業主婦で性格は作中ではまともな方だが、金鉄のために買った布団の重さに気をとられて車道を歩いてしまったこともある。春巻の代わりに授業をした時にはクラスの生徒から尊敬された(199発目)。料理上手で子煩悩、小鉄の友達の母親達とも仲がよく、誰に対しても天真爛漫である。しかし、小鉄・大鉄のバカ行為を止めさせたり裕太を危機から救ったりする時には潜在的なパワーが発揮され、常識を越した行動をしてしまう。その時、無意識のうちにプロレス技を使ってしまったことすらある。主な仕事は大鉄や小鉄、晴郎を叱ること。たまに無免許運転をしてしまうが、上手に運転できる。缶けりが強い。また、小鉄の仲間たち曰くかなりの美人で作中でも41歳にしては若く描かれており、息子たちも基本的に母親似である。
: 髪の毛の色は黒のベタで塗られているが、カラーでは茶色いことが多かった。
:; 『元祖!』での大沢木順子
:: 近所の奥さんとの付き合いが増えた。大鉄による臭害や金銭的圧迫に悩まされつつも、煙の匂いをかいだだけで銘柄を言い当てるなど、タバコ慣れしてきている。常識人ではあるが、破天荒な行動をすることもしばしば増えてきている。肥満体の晴郎のみならずハッチ、スタスキーを大鉄のタクシーに載せて家族旅行を決行するなど前作以上に家族愛の深さを思わせる描写が多くなったが、裕太への溺愛ぶりや、のり子が小鉄に惚れていると思い込んでいる等、親バカな描写も多くなった。また、他の保護者達からクレームを受ける春巻を庇い、春巻の指導役として爆睡する春巻を操るように隠れて授業を行った(あかねの母曰く「順子さんってダメ男に弱い」)。大福星子に真向勝負を仕掛け圧勝するなど、格闘能力も大幅にアップしている。
:; 『毎度!』での大沢木順子
:: 『元祖!』では、小学校時代は運動音痴で、運動会の障害物競争でよく失敗して周囲から笑われていたことに加え、『毎度!』では美術の才能がからっきしであることが判明(63キンポ)。裕太のために雪だるまを作ったが、原型がわからないほどにグロテスクな雪だるまを作ったために、夢に出てきてしまうほどのトラウマを裕太に植え付けてしまった〔順子曰く、図工の成績は「普通」だったらしい。〕。
; 大沢木 金鉄(おおさわぎ きんてつ)
: 声 - なし / 坂東尚樹 / 一条和矢
: 大鉄の父で、小鉄達の祖父。76歳。知的な性格で小鉄にことわざなどを教えるが、小鉄が言われたことをすぐに「文字通り」に実行に移そうとするため順子に止められる。よく家族のために頑張る。ハッチの散歩をよく行う。孫が大好きで、晴郎が幼少の頃、彼のために住民運動を起こして歩道橋を作らせてしまったこともある。
: 特技は小鉄に変装すること。ローリングストーンズが大好きで、初期のころは、その曲を再生しながらヘッドフォンを耳に当てている姿が見られた。また、「元祖!」で晴郎からフラッシュメモリータイプの音楽プレイヤーを渡されていたが、その時は「ヘッドフォンを耳に当てる」行為を忘れていた。高齢だが、誤ってタンクローリーを家まで持ってしまうほどの体力もある。友人はかなり多く老人会の会合にもよく出かけているが、ここでもやはり無茶をしてしまう。亡き妻の遺影はタンスの上に位牌共々掲げられている。
:; 『元祖!』での大沢木金鉄
:: 腰痛持ちの高齢でありながら、とっさにとんでもない運動神経を発揮するようになる(112固め他)。花丸木を「らむ君」と呼んでいることが明らかになるが、金鉄にボケが入っているのか、「年下からのいじめ」の概念がないのか不明だが、第三者から見ても明らかにいじめなのに花丸木が小鉄たちと遊んでいると思い込んでおり、そのため21巻掲載の「忘れ物」の回で「小鉄の友人か?」と発言している(その台詞と一緒に花丸木と小鉄、仁、のり子の3人組が出てくる回想があるがどう見ても明らかにいじめである)。
; 大沢木 晴郎(おおさわぎ はるお)
: 声 - なし / 一条和矢
: 大沢木家の長男。19歳。太っていて眼鏡をかけている洋画・アニメオタクの浪人生だが、受験勉強やアルバイトは全くしていない。最初の頃は予備校に通っていたが、話が進むたびに通わなくなっていった。将来の人生設計も「建築士になってカリオストトロの城を作る」「映画監督になってセーラープーンの実写版を製作する」などと言った具合に、どれも破綻しきった物ばかり。
: 洋画だけでなくアニメなども好み、本編中では様々なアニメキャラクターのコスプレをしておりハリウッドスター似の友人たちと共に「西部劇を守る会」を結成して仲間からデュークと呼ばれている(浦安のイーストウッド、大佐とも)。洋画やアニメの他にも、「鉄道」や「切手」など様々な分野でもオタクとは小鉄の弁。祖父の金鉄に甘やかされてお菓子などの甘いものをたくさん食べさせられたことが原因で肥満体になった。非常に太りやすい体質で、家を破壊するほど太ったりしたこともある(352発目)。また、太ったときには高木ブーそっくりの顔立ちにもなる。太ってはいるが、本人は少食だと言っている(71キンポ)。しかし、2時間の食べ放題で体型が違うほど太ったことがあるので本当に少食なのか不明。痩せてニコラス・ケイジそっくりになったこともある(355発目)。自転車には乗れないが三輪車と一輪車には乗れる。部屋の中はゴミやアニメ系の物の山で、中には米軍基地から盗んできたという本物の地雷などもある(256発目)。これら”宝物”は時折母・順子や祖父・金鉄の手によって無断でゴミとして処分されることが多い〔前述の地雷は小鉄たちがテレビを至近距離で見ないようにテレビの前に埋めていたが、大鉄が警察に追いかけられた瞬間をテレビに写ったのを見て大慌てした順子が起爆させてしまった。〕。
: 手先が器用で趣味は改造。その器用さであかねの弟のおさむにエアバッグつきのベビーカーをプレゼントしたり、あかねに補助輪つき安全自転車を送ったことも。心優しい性格であり弟思いでもあるが、当の弟である小鉄からは軽蔑されている節がある。付き合っている彼女はインターネット上で知り合った宮崎危機(しかし、晴郎は彼女を嫌っている)。「 - なり」、「 - だっちゃ」など数多くのアニメキャラの口癖をもつ。しかし動揺した時などは地が出るのか一人称が「俺」になり口調もまともなものになったことがある。アニメと同じことを現実にやって失敗することもしばしば。作者は「扱いづらい」「晴郎主演作はどれも酷い」とコメントしている。一度、ボツキャラになりかけたこともある。
: 名前の由来は水野晴郎。容姿のモデルは担当の編集者"伊藤"さん。
:; 『元祖!』での大沢木晴郎
:: 扱いが浪人生から無職になった。ただし地区の防犯パトロールやケーキ屋の短期アルバイトとしてサンタクロースを引き受けている。また肥満の状態も悪化。2時間の食べ放題で異常なほど太って帰宅したり、走っただけで別人のようにやせ細るなど(225固め)、異常体質がエスカレートしている。余りにも太りすぎたため2階に上がることもできず、一時小鉄と部屋を入れ替えた(218固め)。宮崎危機に好かれ付きまとわれているが、あまりに粗暴な危機を嫌い逃げ回り、さらには弓矢を放ち落とし穴をしかけるなど反撃にも転じている。クリスマスの日、サンタに扮した危機が勝手に自分の宝物(フィギュア)を子供たちに渡そうとした時は、不意打ちながらもパンチ一発でKOするなど力強さを見せている。
:; 『毎度!』での大沢木晴郎
:: 大きな設定は変わってないが、肥満を前面に押し出した扱いは少なく、むしろそれほど大食ではないことがうかがえる描写がある。ダメながらも心の優しい面がフィーチャーされて描かれており、小鉄からは軽蔑される描写は少なくなりむしろその仲間たちからも慕われているようになっている。特にノムさんこと野村幸子との相性が良く、彼女とのやり取りの関係で晴郎主演の作品も増えた。東日本大震災があったためか晴郎のシャツには「DON'T GIVE UP TOHOKU」の文字がある。
; 大沢木 桜(おおさわぎ さくら)
: 声 - なし / 岡村明美 / 橘田いずみ
: 大沢木家の長女。おっちょこちょいで天然ボケ。裕太の面倒を見たり、のり子と遊んであげたりなど基本的には心優しいが、かなり短気な部分もある。ハエが大嫌いで、屁の威力もかなりのもの。
: 連載開始時は中学2年生で、付き合っている彼氏は花丸木。本編ではよく花丸木と一緒にデートしているが小鉄たちに見つかりそのまま災難に巻き込まれることも多い。初期は小鉄を殴り飛ばすなどの対処していたが、現在は精々軽く注意する程度である。初期のころは髪にヘアバンドをかけていて、一時期、髪を短めにしていたことがあったが、現在は元に戻っている。
: 象を後ろ蹴りで倒してしまうほど強く、元・一流プロレスラーである国会議員に立ち向かうほど、肝が据わっている。言われなくても家事をする一面も。のり子と仲良くなったのは大沢木家では彼女が最初。通っている中学の制服のデザインも最初期の頃はセーラー服だったが、後半になってくるとブレザーに変わっていたりする。彼女が変人と見なされるのは花丸木と付き合っているという部分が多い。彼女と花丸木との話がパターン化したことからその手の話が少なくなり、出番が一時期かなり減った。
: 今では大鉄を非難、軽蔑する面があるが、幼少期は大鉄の適当な行動を逆に好んでいた。しかも本人も花丸木の世話を友人の弥生に押し付ける事が多いため彼女から「ホント適当な性格」と言われるなど、大鉄の性格がかなり遺伝していると言える。
:; 『元祖!』での大沢木桜
:: 彼氏である花丸木の脱衣に手際よく対応できるようになっているが、キレて暴行することも増えた。
; 大沢木 裕太(おおさわぎ ゆうた)
: 声 - なし / 大谷育江 / 楠田亜衣奈
: 大沢木家の三男。長男たちとは違い母親似で可愛らしい幼児。のり子や同じ幼児からは「ゆーたん」と呼ばれている。天才幼児で、得意技はDDT。大沢木家の子供の中では一番まともだが、同時に強靭な肉体と強大な腕力の持ち主でもあるため、将来が危ぶまれていることには変わりはない。初期は周りの幼児たちを率いていた。同じ保育園に通う橋友信也の息子・まさひろとは大の仲良しで、お互いに「まさくん」「裕ーたん」と呼び合っている。青田くんを気に入っている。
: 初期の頃は0歳という設定だったが、途中から成長して保育園に通っている。兄の250億倍頭がいいらしい。髪の毛の色は茶髪でカラ-でない時はスクリーントーンは貼られていない。
:; 『元祖!』での大沢木裕太
:: 保育園児になり行動力が増えただけでなく大掛かりなプロレス技を覚えた。大鉄を「とーちゃん」と呼び、順子を「ママ」と呼ぶ(ただし「パパ」と呼ぶこともある)ほか晴郎のことは「晴兄ちゃん」と呼び、ほとんど彼が家にいる為か兄弟の中で最も慕っている。賢さも前作より上がっている。最近は晴郎から(嬌声的に)演技指導を受けておりその演技力は高く、また声優としての素養も引き出された。毎回繰り広げられる家族のドタバタ劇や家族の言動に対して基本的には笑顔でいるが実は演技であり、心の中では家族の言動を深く分析している。
; ハッチ
: 声 - 岩坪理江
: 大沢木家の飼い犬。小さい頃に小鉄がひろってきた。昔は白一色の犬(カラー版では白でないことも)だったが、小鉄にペンキを塗られ、顔の一部が黒くなった。大鉄に餌を踏みつけられるなど無意識のうちにいじめられているが、スタスキーと共謀して仕返しに及んだこともある。
: 散歩係は金鉄だったが、散歩の時間が朝夕40秒ずつで一時的に太ってしまったため解任された。小鉄や大鉄が起こした騒動やトラブルをフォローしようとする等かなり賢いが、裏目に出てしまう事が多いのが玉にキズ。
; スタスキー
: 声 - 大谷育江
: 大沢木家が飼っているペットのチンパンジー。大鉄に餌のバナナを食われるなど無意識のうちにいじめられている〔前述の通り、ハッチと共謀して大鉄に仕返ししたり、後述の闇崎マキと意気投合した際、彼女に大鉄への恨みを打ち明け、彼女と共謀して仕返しに及んだ。〕。一時期、大沢木家から姿をくらませていた。小鉄が風邪を引いた際、晴郎によって小鉄に似せた人形に入り、学校をパニックに陥れたことも。一時期、ボツキャラになってしまったが無事復帰。
: 二匹の名前の由来は、「刑事スタスキー&ハッチ」。因みにこの2匹は、最も初期のアイディアに出てきたキャラクターでもある。
; 青田くん(あおたくん)
: 大鉄がゴミ捨て場から裕太のプレゼントのため拾ってきたかなり不気味な人形。
: 一度は順子に捨てられたが、仁とフグ夫の二人が拾って裕太にプレゼントし、現在に至る。人形なのになぜか成長する(赤ちゃんの青田君に髪の毛が生えて、重くなっている)。裕太はとても大切にしているが、順子はかなり怖がっており、この人形の目を見ると些細なことでもパニックになり思考が停止してしまう。
: モデルは作者の家にある同型の人形。
:; 『元祖』での青田君
:: 19巻に掲載の「ママー、おやつー」の回から、身長が裕太と同じくらいになり髪が生えるようになり、また服装も裕太が通っている幼稚園の制服に酷似した服になった。
; ドゥーさん
:桜が友達にもらってきた人形。裕太に大事にされている。偶然、青田くんにギロチンドロップをするが、その後倒れたタンスの上でひびが入るほどのギロチンドロップを青田くんからくらった(偶然かどうかは不明)。くまのプーさんのパロディ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「浦安鉄筋家族の登場人物」の詳細全文を読む




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