翻訳と辞書
Words near each other
・ 浮石寺 (瑞山市)
・ 浮石末
・ 浮砲台
・ 浮秤
・ 浮稲
・ 浮穴みみ
・ 浮穴村
・ 浮穴村 (愛媛県上浮穴郡)
・ 浮穴村 (愛媛県温泉郡)
・ 浮穴郡
浮絵
・ 浮羽バイパス
・ 浮羽町
・ 浮羽発着所
・ 浮羽究真館高校
・ 浮羽究真館高等学校
・ 浮羽郡
・ 浮羽郵便局
・ 浮脈
・ 浮腫


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

浮絵 : ウィキペディア日本語版
浮絵[うきえ]
浮絵(うきえ)とは、江戸時代に描かれた浮世絵の様式のひとつ。西欧の透視画法を用いて、屋内の様子などを遠近感を強調して描いたもの。近景がまるで浮き出て、奥行きが深まって見えるのでそのように名付けられた。またの名を「くぼみ絵」、「遠視画」ともいう。劇場内部や室内の様子を描いた作品が多くみられる。ただし西洋画の遠近法に直接学んだというよりもむしろ、その影響を受けた中国版画の流入により生み出されたとされる。さらにこの浮絵が、後にレンズを通して見る眼鏡絵につながっていく。
浮絵は奥村政信が初めて描いたと見られ、記録によると享保1716年-1736年)の頃の作品が最も古いとされており、初期には西村重長などの作品が残っている。肉筆浮世絵による浮絵もある。さらにその後、明和から天明1764年-1789年)にかけては歌川豊春による作品が多く、その後葛飾北斎やその弟子の柳々居辰斎昇亭北寿ら多数の浮世絵師が浮絵を描いている。しかし天保1830年-1844年)以降はあまり描かれなくなり、通常の風景画が描かれるようになっていった。
== 参考文献 ==

* 吉田漱 『浮世絵の基礎知識』 雄山閣、1987年
* 吉田漱 『浮世絵の見方事典』 北辰堂、1987年

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「浮絵」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.