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伊勢車両区(いせしゃりょうく)は、三重県伊勢市吹上一丁目1-89にあった東海旅客鉄道(JR東海)の車両基地である。参宮線伊勢市駅構内に位置し、同社東海鉄道事業本部が管轄していた。 参宮線開業以来の歴史を持つ車両基地であるが、国鉄分割民営化に際して一時は亀山機関区(現・亀山鉄道部)への統合・廃止も検討されていた。しかし、民営化に当たっては関西本線の非電化区間および亀山機関区が西日本旅客鉄道(JR西日本)の管轄となり、JR東海に三重県内非電化区間の運行拠点を確保する必要があったため、存続することとなった。その後気動車の点検体制を見直すため、2016年(平成28年)3月31日をもって廃止され〔、名古屋車両区と美濃太田車両区に統合された。 == 歴史 == * 1898年(明治31年)〔11月:参宮鉄道山田機関区設立。 * 1907年(明治40年)〔10月1日:参宮鉄道国有化。 * 1917年(大正6年)1月:亀山検車所山田分所設立。 * 1959年(昭和34年)2月:伊勢機関区設立。当時は天王寺鉄道管理局管轄で略号は「天イセ」。 * 1963年(昭和38年)4月1日:組織改正に伴い、伊勢管理所となる。 * 1971年(昭和46年)2月1日:組織改正に伴い、伊勢運転区となる。 * 1987年(昭和62年) * 3月1日 : 国鉄分割民営化を控え、名古屋鉄道管理局伊勢運転所となる。 * 4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道(JR東海)東海鉄道事業本部の管轄となる。 * 1990年(平成2年)3月:伊勢運輸区が発足し、旧伊勢運転所は伊勢運輸区伊勢派出所となる。 * 1993年(平成5年) * 1月:新検修庫完成。 * 8月:快速みえ用のキハ75形配置開始(現在は名古屋車両区に配置)。 * 1994年(平成6年)5月:新洗浄線及び汚物抜取り装置完成。 * 1999年(平成11年) * 1月:仕業検査上屋完成。 * 3月:キハ11形(300番台)投入。 * 2001年(平成13年)〔4月:伊勢運輸区から乗務員部門を分離し、伊勢車両区となる。 * 2016年(平成28年)3月31日:廃止〔。跡地は当面、夜間滞泊の場として利用される〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「伊勢車両区」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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