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海兵空地任務部隊(かいへいくうちにんむぶたい、英語:Marine Air-Ground Task Force、略称:MAGTF)は、アメリカ合衆国海兵隊が軍事行動を実施するにあたり全任務のために主要な編成を説明するための用語である。海兵空地任務部隊は特定任務を達成するため、一人の指揮官の下で海兵隊の航空および地上部隊のバランスがとられた諸兵科連合の任務部隊である。海兵空地任務部隊は1963年12月に発令された「海兵隊指令3120.3」により正式に運用開始された。『国防における海兵隊。MCDP 1-0』では以下のように述べられる。 :''独立した空地司令部(または本部)と海兵空地任務部隊は通常、海兵航空および海兵地上部隊の双方から相当の戦闘力を参加させ、戦闘行動や訓練のために編組される。''〔Simmons, ''The US Marines History'', p. 237.〕。 第二次世界大戦以来、海兵隊は多くの危機で戦力を展開させており、長期間に及ぶ作戦に応ずる十分な継戦能力と上陸機動力を有している。米国とその同盟国の利益が脅かされ、重要な対応が必要とされる非戦闘状況において海兵空地任務部隊は米国にとり幅広い政治的な選択肢を長らく提供してきた。選択的な空地部隊の適宜かつ信頼出来る関与は、多くの場面で投入された地域に安定性をもたらし、世界中に米国は利益擁護に寄与する意志があることを示し、そして躊躇なく強力な兵力を投入することができる〔What is a Marine Expeditionary Unit? 〕。 日本語訳には他に海兵空陸機動部隊〔海兵空陸機動部隊 - 在日米国海兵隊 〕や海兵空陸任務部隊〔河津幸英『図説アメリカ海兵隊のすべて』三修社。第三海兵遠征軍 即応態勢部隊 , 防衛研究所ニュース、2012年8・9月号「米国のアジア太平洋リバランスと米豪同盟」 。北村淳『海兵隊とオスプレイ』並木書房。などがある。〕がある。 == 編成 == 海兵空地任務部隊は以下の示す4つの中核となる部隊要素から成る。 * 指揮部隊(CE) - 他の部隊を指揮する司令部と、それらを支援する諜報、通信、管理支援を行う単位〔第三海兵遠征軍、即応態勢部隊、MAGTF(マグタフ)入門講座 〕。 * 地上戦闘部隊(GCE) - 歩兵を中核にそれを支援すべく機甲(戦車)、砲兵、工兵などの他に特別な部隊では斥候、偵察、狙撃兵および前線航空管制や水陸両用強襲車その他が含まれる単位〔。 * 航空戦闘部隊(ACE) - 海兵空地任務部隊にエアパワー(大きく6つ有り、強襲支援、対航空機戦、攻撃航空支援、電子戦、航空機とミサイルの管制、航空偵察)を提供する単位で、航空戦闘部隊はあらゆる航空機(固定翼機、ヘリコプター)、操縦士と整備要員および航空運用のための指揮統制を含む〔。 * 兵站戦闘部隊(LCE) - 海兵空地任務部隊のための支援部隊すべてを含む単位。通信、戦闘工兵、自動車輸送、衛生、補給、空輸などの特定専門グループ、上陸支援チームなどで構成され、海兵空地任務部隊の即応性の継続と継戦能力の維持に必要な全てが含まれる〔。 4つの中核部隊要素は必要とされる実際の部隊や指揮系を説明している。これら4つの部隊要素から成る海兵隊部隊の数、規模、種類は常に任務に従属しているが、海兵空地任務部隊の基本構造は決して異なること無い。一つ以上の下級海兵空地任務部隊が編組される際、組織構造の柔軟性が発揮される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「海兵空地任務部隊」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Marine Air-Ground Task Force 」があります。 スポンサード リンク
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