翻訳と辞書
Words near each other
・ 海内無双
・ 海冬レイジ
・ 海列車
・ 海別岳
・ 海勃湾
・ 海勃湾区
・ 海務院
・ 海勢頭豊
・ 海北
・ 海北チベット族自治州
海北友松
・ 海北友雪
・ 海北塚
・ 海北塚古墳
・ 海北大輔
・ 海北州
・ 海北綱親
・ 海北自治州
・ 海北若沖
・ 海北蔵族自治州


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

海北友松 : ミニ英和和英辞書
海北友松[かいほう ゆうしょう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きた, ほく]
 (n) north
: [とも]
 【名詞】 1. friend 2. companion 3. pal 
: [まつ]
 【名詞】 1. (1) pine tree 2. (2) highest (of a three-tier ranking system) 

海北友松 : ウィキペディア日本語版
海北友松[かいほう ゆうしょう]
海北 友松(かいほう ゆうしょう、天文2年(1533年) - 慶長20年6月2日1615年6月27日))は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての絵師海北派の始祖。姓は源氏、友松は近江(現在の滋賀県)の湖北地区に生まれる。名ははじめ「友徳」。「紹益」とも。「如切斎」「有景斎」などと号した。子に同じく絵師の海北友雪
浅井氏家臣・海北綱親の五男として生まれる(三男説もあり)。天文4年に父が戦死したのを切っ掛けに禅門に入り、京の東福寺で修行。このときに狩野派を学んだらしい。師匠は狩野元信とも狩野永徳ともいわれているがはっきりしない。天正元年(1573年)に浅井氏が滅亡し兄達も討ち死にしたのち、還俗し海北家の再興をめざしたが、豊臣秀吉に画才を認められたことから武門を去り、晩年は画業に専念した。
その画は宋元画、特に梁楷の影響を受け鋭く力のこもった描線と省略の多い画法(減筆法)によって独自の画境を開いた。作品は大画面の水墨画が多いが、金碧濃彩の屏風絵もある。八条宮智仁親王亀井茲矩、もともと東福寺の退耕庵主だった安国寺恵瓊と親しかった。また、交流のあった斎藤利三明智光秀の重臣)を謀反人でありながら手厚く葬り(磔にされていた利三の遺体を友松が槍を振って侵入して奪い取ったともいわれる)、後に息子の友雪は、利三の娘である春日局から褒賞を受けている。
墓所は京都府京都市左京区浄土寺真如町の真正極楽寺(真如堂)。友松夫妻の墓の横に斎藤利三の墓がある。
== 代表作 ==

* 建仁寺本坊大方丈障壁画 重要文化財 京都国立博物館寄託
*: 全50面。内訳は、依鉢の間「琴棋書画図」10面、檀那の間「山水図」8面、室中「竹林七賢図」16面、書院の間「花鳥図」10面(内2面消失)、礼の間「雲龍図」8面。慶長4年(1599年)安国寺恵瓊が、前身の安国寺方丈を本坊方丈として移建する際、障壁画は新調し、その制作を任されたのが友松であった。堂々たる大作であり、制作年がはっきりとした基準作としても貴重である。昭和9年(1934年)の第一室戸台風で大方丈が倒壊したことから、現在の大型の掛け軸に改装された。

* 琴棋書画図(京都・建仁寺塔頭霊洞院) 重要文化財 京都国立博物館寄託
* 松竹梅図(京都・建仁寺塔頭禅居庵)襖全12面 重要文化財
* 浜松図(宮内庁 三の丸尚蔵館)六曲一双 金地著色
* 網干図屏風(宮内庁 三の丸尚蔵館)六曲一双 金地著色
* 花卉図(京都・妙心寺)六曲一双 紙本金地着色 重要文化財 京都国立博物館寄託
* 琴棋書画図(京都・妙心寺)六曲一双 紙本金地着色 重要文化財 京都国立博物館寄託
* 三酸・寒山拾得図(京都・妙心寺)六曲一双 紙本金地着色 重要文化財
* 四季山水図 MOA美術館)八曲一双 重要文化財
* 楼閣山水図 (MOA美術館)六曲一双 紙本墨画 重要文化財
* 飲中八仙図 (京都国立博物館)六曲一隻 重要文化財 1602年
* 雲龍図 (京都・北野天満宮)六曲一双 重要文化財
* 婦女琴棋書画図 (東京国立博物館)六曲一双 紙本著色 重要文化財
* 山水図(東京国立博物館)六曲一隻 紙本墨画
* 放馬図屏風(松尾寺)六曲一双 紙本墨画
* 禅宗祖師・散聖図屏風 静岡県立美術館)六曲一双 紙本墨画
* 琴棋書画図(ワシントンD.C.フリーア美術館)六曲一双 紙本墨画
* 月下渓流図屏風(カンザスシティネルソン・アトキンズ美術館)六曲一双 紙本墨画淡彩


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「海北友松」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.