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海風型駆逐艦(うみかぜかたくちくかん)は、かつて大日本帝国海軍に所属した駆逐艦の艦級。 イギリス海軍のトライバル級駆逐艦を参考にして建造された初の1,000トン級駆逐艦。蒸気タービンを搭載した初の日本軍駆逐艦であり、33ノットの高速を発揮した。予算の問題から2隻が建造されたに留まった。 ==概要== 2艦は日露戦争前後の建艦計画により山風は1904年(明治37年)度戦時緊急計画の改正計画で、海風は1907年(明治40年)の艦艇補充計画で計画されたが起工は海風が1909年(明治42年)、山風がその翌年となった。1911年(明治44年)に建艦計画の整理が行われたが2隻はそのまま建造が続行され〔防衛庁防衛研修所戦史室『戦史叢書 海軍軍戦備<1> 昭和十六年十一月まで』(朝雲新聞社、1969年)p232による。〕、同年9月に海風が、翌10月に山風がそれぞれ竣工した。製造番号は海風が「伊号大駆逐艦」、山風が「甲号大駆逐艦」とされていた。 海風型は当時の駆逐艦が排水量380トン前後だったところを一挙に排水量1,000トンの駆逐艦として誕生した。実験的な試みの多くある艦でボイラーはイ号艦本式缶8基を搭載、うち2基が重油専焼缶だった。また日本駆逐艦で初めてタービンを搭載した。タービンは英パーソンズ社からの輸入で、中央軸が巡航用、左右がより大型の直結式とした3軸艦だった。出力は計画では20,500馬力の予定のところを山風はおよそ1.5倍の30,000馬力となり、速力35ノット(計画33ノット)を出している。 兵装は12cm砲2門、8cm砲5門を搭載し、日本で初めて連装魚雷発射管(口径は46cm)を搭載した。 第一次世界大戦では2隻で第十六駆逐隊を編成し、南洋方面へ進出している。1930年(昭和5年)に掃海艇へ転籍し、魚雷発射管の全て、艦後部に搭載の12cm砲1門、8cm砲1門を撤去し後甲板を掃海作業甲板としている。2隻とも1936年(昭和11年)に除籍された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「海風型駆逐艦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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