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消え物(きえもの)とは、以下に示す語義を持つ日本語である。 # 舞台演劇・芸能・映像分野の専門用語および業界用語で、使うとすぐにも無くなるか消耗が始まる種類の小道具。 # 贈り物(贈答品)のうちで、使うとすぐにも無くなるか消耗が始まる種類の物(食品、洗剤、入浴剤、香など)を指して言う〔、やや定義の曖昧な〔例えば化粧品は、使うとすぐに消耗が始まるが、通常、「消え物」とは呼ばれない。〕現代的〔ここで言う「現代」は、近代より今に近い時代、すなわち、第二次世界大戦後の時代。〕俗語的日本語。 # 的屋が扱う商品のうち、使うとすぐにも無くなる種類の食品。別項の「的屋#消え物(食品)や玩具」も参照のこと。 本項は、第1義について解説する。 == 消え物(舞台演劇・芸能・映像) == 演劇等の舞台上、および、テレビ局や映画といった映像分野にて制作されるドラマやバラエティ、料理や教養などをテーマとした作品(番組を含む)で用いられる小道具のうち、使うことでただちに消耗するため使用回数が一回に限られている種類の物を指す〔消え物 - デジタル大辞泉、ほか。〕。 名前自体が表すように、演技の途中で消えて無くなってしまう飲食物を指すことが多いが、鉛筆削りやナイフで削ることによって目に見えて短くなる鉛筆のように、「次回の使い回しが不可能なほどに消耗する小道具」も消え物である。より正確に定義するならば、「消え物とは、小道具のうち、使用過程において一定の形状を保たない消耗品のこと」となる。 先述の物以外にも具体例をいくつか挙げれば、摂食可能な模擬食品(見た目とは別の食材で作られた小道具の一種)、飲食以外で使う食物(パイ投げ用を含む)や水、吸ってしまう煙草、焚く香、散り花、破ることになっている手紙・書類・新聞等の紙類、点す予定にある行灯の油や蝋燭などが該当する。 一部日本の放送業界では、「消え物の料理は美味い」というジンクスが存在するようである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「消え物」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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