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【名詞】 1. (1) tear 2. tears 3. lachrymal secretion 4. (2) sympathy
涙(なみだ、淚、涕、泪)は目の涙腺から分泌される体液のことである。眼球の保護が主要な役割であるが、ヒト特有の現象として感情の発現として涙を流すことがある。 == 普段分泌している涙 - 涙の生理学 - == 涙は、涙腺内の毛細血管から得た血液から血球を除き、液体成分のみを取り出したものである。通常の分泌量は1日平均2-3cc。涙の98%は水分で〔なみだの正体 ロート製薬株式会社、2014年11月25日閲覧。〕、タンパク質(アルブミンやグロブリン、後述のリゾチームなど)、リン酸塩なども含有する。一般的に弱いアルカリ性の液体である。分泌された涙液は目の表面を通過したあと涙点に入り、涙小管・涙嚢・鼻を経て、喉から再吸収される。 涙には以下のような役割があるとされている。 * 目の表面(角膜・結膜)への栄養補給 * 瞼を円滑に動かす潤滑材 * 細菌・紫外線から目を守る防御壁 * 雑菌の消毒 涙は「油層」「水層」「ムチン層」〔目の病気 ドライアイ 日本眼科学会、2015年5月12日閲覧。〕の3層で目を保護しており、その3層の合わせた厚さは約7µm。涙の持っている抗菌成分はリゾチームという。このリゾチームは、細菌の細胞壁(ペプチドグリカン)を分解する作用を持つ。 眼の使用頻度によって涙が蒸発しやすくなったり分泌量が減ったりすると、ドライアイと呼ばれる状態に陥る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「涙」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tears 」があります。
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