|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 液 : [えき] 1. (n,n-suf) liquid 2. fluid ・ 液体 : [えきたい] 【名詞】 1. liquid 2. fluid ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
液体ロケットブースター ''Liquid rocket booster''(LRB) は離陸時に推力を追加する目的でロケットの側面に備えられる固体ロケットブースター (SRB)に似る。液体ロケットブースターは固体ロケットやハイブリッドロケットとは異なり、燃料と酸化剤が共に液体である。 固体ブースターと同様、液体ブースターにより軌道へ総積載物を大きく増やす事が可能である。固体ブースターとは異なり、LRBは出力を調節したり、同様に安全のために非常時に停止したりできることにより、有人宇宙飛行のための脱出の選択肢を追加する。 後にソユーズロケットに発展したR-7ミサイルでは(当時はまだ上空でのエンジン点火が確立されていなかったので)多数ある全てのロケットエンジンを点火してまだ射場に留まる間にロケットの機能を確認するためにこの概念が採用された。 ソビエトの1980年代のエネルギアロケットは4基のゼニット液体ブースターを使用してブランシャトルと実験的なポリウス宇宙配備兵器の2機の宇宙機を打上げた。 日本のH-IIAロケットは計画段階で1本または2本のLRBを備えることでより大型の貨物を静止軌道へ投入する案があったが、計画はH-IIBによって置き換えられた。 アリアン4打上げ機でも同様に2本または4本のLRB (42L、44Lと44LP 仕様)が選択肢としてあった。ブースターを備えない基本型のアリアン40では静止トランスファ軌道へ2,175kg投入可能で4本の液体ブースターを備えた44L仕様では同じ軌道へ4,790 kg投入可能だった。 スペースシャトル開発計画の初期とチャレンジャー号爆発事故の後には多様なLRBが検討されたが、シャトルの引退までSRBが使用され続けた。プラット&ホイットニー ロケットダインとはスペースシャトルの引退後のNASAの次の有人打ち上げ機用の"advanced booster competition"にアポロ計画でのサターンVの1段目の動力である液体酸素/RP-1を推進剤とするF-1 から派生したF-1Bを2基備える予定の""として知られるブースターの設計を備えたスペース・ローンチ・システムに参入した。2012年に低軌道へ150トン(t)、130 tのSLS Block IIを低軌道に投入可能でさらに20 t投入可能な双発のPyriosブースターがSLS Block II用に選択された。 2013年にF-1 エンジンを元にした改良型であるF-1Bエンジンは効率が改善され部品点数が減り費用対効果が高まったと報告された。 それぞれのF-1Bは海面高度で推力を生み出し、初期のF-1エンジンの推力であるを上回る。 == コモン コア ブースター == 発展型使い捨てロケット計画でアトラスVとデルタIVの両方にそれぞれコモン・コア・ブースター(CCB)とコモン・ブースター・コア(CBC)と称する新しい液体燃料ロケットが開発された。これらは単体(固体ロケットブースターを備えることも可能)またはCCBを並列にする仕様で使用可能である。(デルタIVではデルタ IV ヘビーが存在するがアトラスVではヘビー仕様での打上げ実績は無い)計画されたファルコンヘビーEELVもファルコン9或いは9Rを3本互いに連結して同様の配置を採用して両側のブースターの推進剤を中央のエンジンに供給する事で中央の推進剤を両側のブースターの分離まで温存する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「液体ロケットブースター」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|