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淀川大堰 : ミニ英和和英辞書
淀川大堰[よどがわおおぜき]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [よど, よどみ]
 【名詞】 1. (1) stagnation 2. deposit 3. sediment 4. backwater 5. (2) faltering 6. hesitation
淀川 : [よどがわ]
 【名詞】 1. river in Osaka Prefecture 
: [かわ]
 【名詞】 1. river 2. stream 
: [せき]
 【名詞】 1. dam 2. sluice 

淀川大堰 : ウィキペディア日本語版
淀川大堰[よどがわおおぜき]

淀川大堰(よどがわおおぜき)は大阪府大阪市都島区毛馬町4丁目と東淀川区柴島2丁目にまたがる、一級河川淀川本流に建設されたである。
国土交通省近畿地方整備局独立行政法人水資源機構が共同で管理を行う可動堰で、1964年(昭和39年)に完成した長柄可動堰を改造して1983年(昭和58年)に完成した淀川最下流にある河川施設である。大阪府と兵庫県への上水道工業用水道供給を目的にしている。
== 沿革 ==
古くから京阪神の大動脈として利用されていた淀川であるが、戦後高度経済成長に伴って阪神工業地帯の生産が拡大。それに伴って大阪市を中心とする地域では人口が爆発的に急増した。このため従来の水道施設では増え続ける人口へ対処できないことから、新たな水資源の開発が課題となった。
1962年(昭和37年)、水資源開発促進法が制定されて首都圏関西圏への水資源需要に対応するための水資源開発公団〔現在の独立行政法人水資源機構。〕が発足。淀川水系は利根川水系と共に水資源開発を重点的に行う「水資源開発水系」に指定された〔現在は淀川・利根川のほか荒川豊川木曽川吉野川筑後川の各水系が指定されている。〕。これにより淀川水系では淀川水系水資源開発基本計画が策定され、上流部に高山ダム名張川)・青蓮寺ダム(青蓮寺川)・室生ダム宇陀川)が建設された。下流部には新淀川旧淀川分離の際に建設された可動堰があったが、これを改良して大阪府・兵庫県への新規上水道・工業用水道供給を行うことを目的に改造。1964年8月1日に旧大阪中央環状線・長柄橋沿いに長柄可動堰が完成した。
その後建設省近畿地方建設局〔現在の国土交通省近畿地方整備局。〕は1971年(昭和46年)3月に淀川水系の治水計画の基本となる淀川水系工事実施基本計画を改定し、淀川下流部〔淀川(宇治川)・桂川木津川の三川合流点から大阪湾の新淀川河口までを指す。〕における計画高水流量を大幅に改定した。この中で200年の一度の水害に対応する治水計画にするため、予想する流量を当初計画の約二倍にあたる毎秒12,000tの洪水量とした。こうした大幅な流量増加に対応すべく上流では日吉ダム(桂川)・比奈知ダム(名張川)の建設、中流部では堤防の増強、下流では新淀川・旧淀川の掘削と拡張によって治水を行おうとした。ところが、下流部の河道掘削と拡張を行う際に、長柄可動堰は洪水を安全に流下させる阻害要因になることが判明。可動堰の改築が課題となった。
また、大阪市内の急激な人口増加は下水道の整備に遅れを生じ、大阪市内の河川は軒並み水質が極度に悪化。「ドブ川」の状態となり河川環境は著しく損なわれた。こうした大阪市内の河川浄化も大きな課題となり、流量の豊富な淀川から一定量の水量を供給して水質悪化を改善する必要が生じた。こうした要因から建設省は長柄可動堰を撤去し、旧淀川分流点直上流部に新しい可動堰の建設を1982年(昭和57年)より着手し、翌1983年に完成させた。これが淀川大堰である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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