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淡路フェリー : ミニ英和和英辞書
淡路フェリー[あわじ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たん]
  1. (pref) pale 2. light 3. thin 4. faint
: [ろ]
 【名詞】 1. road 2. street 3. path
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

淡路フェリー ( リダイレクト:淡路フェリーボート ) : ウィキペディア日本語版
淡路フェリーボート[あわじふぇりーぼーと]

淡路フェリーボート株式会社(あわじフェリーボート)は、兵庫県神戸市垂水区に本社を置く企業。
かつて、兵庫県神戸市須磨区津名郡東浦町(現・淡路市)の間と、三原郡西淡町(現・南あわじ市)と徳島県鳴門市の間を、それぞれ結ぶ短距離内航フェリー航路を運航していた。初代取締役会長は、井植歳男三洋電機創業者、東浦町名誉町民)。現在はフェリー事業は行っていないが、社名を変えずにゴルフ場「洲本ゴルフ倶楽部」を経営しているほか、関連会社でホテル自動車教習所、飲食事業などを運営している〔これらの会社で塩屋土地グループを形成。塩屋土地は井植家の資産管理会社でもある。詳細はジェームス山も参照。〕。大阪証券取引所(現在の東京証券取引所)2部に上場していた。
== 概要 ==

=== 本州 - 淡路島航路 ===
1963年昭和38年)7月4日に、淡路・浦港 - 神戸・長田港航路の運航を開始。就航当時は330トン、360トン級の船舶であった。
1968年(昭和43年)7月に、船舶の大型化(1100トン級)に伴い、大磯港 - 須磨港での運航となる。
24時間運航を行っていた当初から、須磨港周辺は、住宅地のすぐ側をフェリー利用車が頻繁に通行する地域で、夜間は特に大型トラックの通行が多く、居住民が騒音被害を訴えるようになった。そのために、しばらく後に対応策として、深夜便は六甲アイランドから発着するようになり、その後ハーバーランドの高浜岸壁に移転した。
* 短距離航路であることと須磨港が阪神高速3号神戸線若宮出入口と近接していることで、主に京阪神方面への接続には便利であった。
* 車なしでも乗船が可能であることで、阪神間(または淡路島方面)への通勤・通学の足になり、旅客面でも賑わった。深夜帯の行き来にも便利であった。
* 四国方面への中長距離バスも、この航路を利用していた。
* 大型船(乗船は基本的に大型車は1階、人・普通車は2階、閑散帯には車両は1階から搭載する)であったため、運航時でも客席から車に戻ることが可能。
* 多客時には、増発が頻繁に行われた(ただし、帰省ラッシュ時には、5、6時間待ちといった状況もしばしばあった)。
* 各港の駐車スペースが十分に確保されており、多客時にも道路で待たされることが少ない(しかしながら、盆・正月の帰省ラッシュ時は、須磨港での乗船待ちの車が、長田区まで延びていたこともあった)。

1995年平成7年)の阪神・淡路大震災では、須磨港の着岸バース(車両スロープ、潮の干満調整用油圧昇降装置、等)が被害を受け、全便高浜岸壁からの発着になったほか、鉄道や阪神高速道路の不通が続いたため、利用者も激減し間引き運航(減便)を余儀なくされた〔甲子園高速フェリー大阪湾フェリーは、震災地域から離れていたのが幸いしたが、運航航路が長かったり車両の搭載能力が低かったりで、代替ルートではあったが混雑した。〕。これにより、運送業界は運行ルートの大幅変更を余儀なくされ、淡路は四国拠点の大鳴門橋ルートへとよりシフトしていった。
1998年(平成10年)4月5日、明石海峡大橋の開通を迎え、架橋開通と同時に航路廃止の方針通り、同日の18時に両港の同時離岸を最終便とし、35年間の役目を終えた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「淡路フェリーボート」の詳細全文を読む




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