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『深夜の告白』(しんやのこくはく、原題: ''Double Indemnity'')は、ビリー・ワイルダー監督のアメリカ合衆国の映画(1944年パラマウント社作品。モノクロ)。日本では1953年に公開された。 フィルム・ノワールの古典として現在でも高く評価される。不倫による生命保険金殺人を取り上げた倒叙型サスペンスの先駆であり、その後の多くの映画・テレビドラマに影響を与えた。 原作であるジェームズ・M・ケインの小説『倍額保険』(1936年)は、保険会社勤務の経験を持つケインが、1927年に実際に起きた保険金殺人事件「ルース・スナイダー事件」〔1927年、ニューヨークで主婦のルース・スナイダーが不仲な夫を騙して高額の生命保険(最大4万5000ドル、死因が事故・犯罪被害等の場合はその倍額以上が支払われる契約)をかけ、不倫相手のジャッド・グレイを共犯に巻き込んで、強盗殺人に偽装し夫を殺害した事件。偽装が稚拙で早期に真相発覚、ルースとグレイは逮捕されて死刑判決を受け、翌1928年に共に処刑された。女性主導の保険金殺人という当時珍しい犯罪であったたこと、またルースの電気椅子処刑の瞬間が立ち会った新聞記者に盗撮されて新聞紙面に掲載されたことで、この時代におけるセンセーショナルな犯罪事件として知られている。〕に触発されて執筆したものといわれる。「倍額保険」の題名は、自動車など他の交通機関に比べて乗車中の危険率が低い鉄道での死亡事故が起きた場合、通常の生命保険契約の倍の保険金が支払われる、という作中での設定による。 == あらすじ == 深夜、車を蛇行させつつ保険会社のビルに乗り付けた男。彼はよろめきながら無人のオフィスにたどり着き、ディクタフォン(事務用録音機)をセットして、自らの罪の告白を始めた。 ロサンゼルスの保険会社の敏腕外交員であるウォルター・ネフ(フレッド・マクマレイ)は、顧客の実業家ディートリクスンの自宅で、美貌の後妻フィリス(バーバラ・スタンウィック)に出逢った。フィリスに誘惑されたネフは彼女と不倫の関係に陥り、結果、倍額保険金目的のディートリクスン殺しに荷担してしまう。 ディートリクスンを欺いての倍額保険契約締結、不慮の事故で怪我を負ったディートリクスンを、敢えて列車で同窓会の会合に出席させるよう巧みに仕組んだフィリスの工作、駅頭や列車内で「ディートリクスン氏」の目撃者を作るためのネフの変装など、殺人は周到な偽装のもとに仕組まれ、実行された。 結果、ディートリクスンの死は単なる列車転落事故として処理され、殺人は完全に成功したと思われた。だが、保険会社でのネフの同僚である敏腕調査員バートン・キーズ(エドワード・G・ロビンソン)は、長年の経験による勘から疑問を抱き、死亡保険金支払いを差し止めさせて、フィリスの身辺調査に乗り出した。 保険金も得られないまま、手詰まりの膠着状態に追い詰められたネフとフィリスは、運命共同体という立場にありながら、相互不信に陥った。 それにつれてフィリスの恐るべき正体が徐々に明らかとなってきた。ネフはついにある重大な決断を下す。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「深夜の告白」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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