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清張 ( リダイレクト:松本清張 ) : ウィキペディア日本語版 | 松本清張[まつもと せいちょう]
松本 清張(まつもと せいちょう、1909年(明治42年)12月21日〔 - 1992年(平成4年)8月4日)は、日本の小説家。 1953年に『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞。以降しばらく、歴史小説・現代小説の短編を中心に執筆した。1958年には『点と線』『眼の壁』を発表。これらの作品がベストセラーになり松本清張ブーム、社会派推理小説ブームを起こす。以後、『ゼロの焦点』『砂の器』などの作品もベストセラーになり戦後日本を代表する作家となる。その他、『かげろう絵図』などの時代小説を手がけているが、『古代史疑』などで日本古代史にも強い関心を示し、『火の路』などの小説作品に結実した。緻密で深い研究に基づく自説の発表は小説家の水準を超えると評される〔江上波夫、直木孝次郎、森浩一らによる。後述〕。また、『日本の黒い霧』『昭和史発掘』などのノンフィクションをはじめ、近代史・現代史に取り組んだ諸作品を著し、森鴎外や菊池寛に関する評伝を残すなど、広い領域にまたがる創作活動を続けた。
== 呼称 == “せいちょう”はペンネームで、本名は、“きよはる”と読む。 音読みのペンネームは小説家の中山義秀(「なかやまぎしゅう」、本名の読みは「よしひで」)に倣ったもの。もっとも清張は、「ぎしゅう」が本名であると勘違いをしていた〔森史朗 『松本清張への召集令状』(2008年、文春新書、15-16頁)参照。〕。 編集者は、1950年代中盤まで清張を「きよはる」と読んでいた〔半藤一利らによる座談会「週刊誌創刊時代の松本清張」(『松本清張研究』第8号(2007年、北九州市立松本清張記念館)収録)参照。〕。
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