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清津峡[きよつきょう]
清津峡(きよつきょう)は、信濃川の支流である清津川が形成した峡谷。新潟県十日町市小出から湯沢町八木沢にかけての全長約12.5キロメートルをいう。国の名勝および天然記念物に指定されている(1941年指定)。 == 概要 == 清津峡は、上信越高原国立公園内にあり、黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大渓谷のひとつに数えられている。清津峡の入口には清津峡温泉という温泉街がある。秋の紅葉の時期には1年で最も賑わう。 清津峡渓谷トンネルは全長750メートルの歩行者専用トンネルで、トンネルの途中に3つの見晴所、終点にはパノラマステーションがあり、そこから渓谷美を楽しむことができる。古くは清津川沿いの遊歩道(登山道)からの観賞が一般的だったが、1988年(昭和63年)に峡谷内で落石死亡事故が発生したため、遊歩道は通行禁止となった。その後しばらく渓谷美を見ることができなくなっていたが、地元住民や観光客から要望が多数寄せられたことを受け、安全に渓谷美を楽しむことができるよう、歩道トンネルの建設が決定。1996年(平成8年)10月1日に清津峡渓谷トンネルが開業した〔清津峡解説マニュアル (ミオンなかさとホームページ)〕。 建設省(現・国土交通省)は清津峡に清津川ダムの建設を計画していた。高さ150メートルの重力式コンクリートダムで、総貯水容量は1億7,000万立方メートルという巨大な多目的ダム計画であったが、完成によって清津峡が水没してしまうことから反対運動が強く、さらに水需要の伸び悩みにより下流受益自治体が事業からの参加離脱を表明したことなどもあって、2002年(平成14年)に事業は中止となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「清津峡」の詳細全文を読む
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