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『東京ガールズコレクション』(とうきょうガールズコレクション)は、日本のファッションイベント。若年女性向けの既製服を対象とした服飾製品の販売会と、それに付随するファッションショー、およびライブを主なコンテンツとしている。略称は“TGC”。2005年8月に始まり、東京近郊の会場で年2回のペースで開催。株式会社F1メディア(代表・村上 範義)〔[http://f1media.co.jp/company F1メディア会社概要〕のメンバーを中心に形成される東京ガールズコレクション実行委員会によって運営、施策されている。商標は映像コンテンツ会社、DLEが2015年6月8日に知財ファンドから8億円で買い取り取得している。 日本国外への情報発信や外国人誘客を企図して、外務省や国土交通省が後援している。そのため、「日本のリアルクローズを世界へ」がテーマである。渋谷の国立代々木競技場第一体育館(以下、代々木第一体育館)で開催されてきたが、2007年3月の第4回以降は、新横浜の横浜アリーナやさいたま新都心のさいたまスーパーアリーナでも開催されている。さらに東京近郊での年2回の開催のほかに、沖縄、名古屋、北京といった国内外の都市でも開催された。”世界でもあまり類を見ない大規模なファッションショー”といわれており、パリで開かれた「ジャパン・エキスポ」でも2006年7月8日に開催し、好評を博したと国内メディアで報じられていた〔「繊研新聞」(2006年6月8日付)〕〔「朝日新聞 夕刊」(2006年6月16日付)〕。 パリコレクションなどの既存のコレクション(ファッションショー)が、服飾メーカーが自社デザイナーの新作をバイヤーやマスメディアに紹介することを目的としているのに対して、東京ガールズコレクションは、広く10代後半から20代の女性を対象とした小売販売を目的とする。 主催者が、”リアル・クローズ(現実性のある服)”と提唱するファッション性がある普段着を、舞台上でモデルに着せ、会場やインターネットでショーの様子を配信し、その場で携帯サイトやインターネットサイトを通して販売する。女性向けファッション雑誌で人気のあるモデルが多数出演するほか、有名俳優・タレントがゲストモデルとして参加したり、ゲスト歌手のライブも行われることもあり、多くの若い女性からの人気が高い。 == 歴史 == 携帯ファッションサイト「girlswalker.com」開設5周年を記念して、当時ウェブマスター編集長でもあった大浜史太郎がイベントを発案し実行委員長に就任。大浜はコレクションのテーマを「日本のリアルクローズを世界へ」、そしてコンセプトを「ブランディング・ジャパン」〔「スカウト」(コラボオタク 村上隆×大浜史太郎対談 P.40-41 2006年5月号 発行:リクルート)〕とした。「ランウェイの先には広島に落とされた原爆の日があり、TGCが表現したかったのは日本の哀しみと祈り。第1回は慰霊祭の位置付けとして、広島平和記念日の前日である2005年8月5日に国立代々木第一体育館で開催」した〔「TGCが覚醒させたネオコラージュの世界 第9回東京ガールズコレクション 公式パンフレット(P.19-20)」〕。また、「客と作り手の距離が世界で最も近いショーであり、手ごろな値段で欲しい服がすぐに手に入るパリコレへのアンチテーゼ」〔「日本経済新聞 夕刊(2007年8月28日付)」〕となり、「ファッション業界の大人たちが決め付けてきた価値観を打ち破り革命を起こしたことが最大の魅力。戦後の欧米追従型の植民地だった日本のファッションシーンに東京発のオリジナリティが世界のトレンド動向をリードしていった功績は大きくガールズカルチャーの革命となった」〔「東京を世界の未来にしたカワイイの革命児たち (WWDジャパン 山室一幸編集長)第9回東京ガールズコレクション公式パンフレットP.29」〕と言われている。 第二回東京ガールズコレクションは、カイカイキキ主宰のアーティスト村上隆と大浜が意気投合し、趣向を凝らした強力コラボレーションが実現。「アートをお祭りにしたGEISAIと、ランウェイの服をケータイで買えるというTGCは、ヒエラルキーを度外視したスーパーフラットという点で共通」し、GUCCIグループを率いるPPR社のオーナーであるフランソワ・ピノーも来場し「力強く素晴らしい」と評価したと言われ〔「Tokyo Girls Collection 2006 Spring/Summer ㈱INFASパブリケーションズP.125」〕、2005年度の第28回繊研賞を受賞。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東京ガールズコレクション」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tokyo Girls Collection 」があります。 スポンサード リンク
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