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渡部敬太郎[わたなべ けいたろう]
渡部 敬太郎(わたなべ けいたろう、1927年(昭和2年) - 1997年(平成9年)11月26日)は、日本の陸軍軍人、陸上自衛官。陸軍士官学校本科修了(第60期)。第17代陸上幕僚長、第18代統合幕僚会議議長。息子は文芸評論家、早稲田大学文学学術院教授の渡部直己。 == 人物評 == 渡部は、在ソビエト日本大使館付防衛駐在官時代、ソ連軍軍人から「自衛官は軍人ではない」旨の暴言を吐かれて侮辱された経験をもつ。この悔しさをバネにして職務に精励した渡部は、着実に階級を上昇させていった。 渡部は、北部方面総監在任中、総監部に各級部隊指揮官を一堂に集めて訓育を実施し、防衛駐在官としての経験から「ソ連軍人にとっての真善美とは、力のみである。侵略を阻止できるのは、北部方面隊の実力のみである。」と断言。ソ連極東軍による北海道への着上陸に備えた実戦的な演習を矢継ぎ早に企画、実施した。 1982年10月、渡部は北部方面隊の実力を国民に広報することで、ソ連極東軍への抑止効果を得ることを目的として、北海道内選出の国政・地方両議員団および道民1万人を招いて実弾を用いた「火力戦闘演習」を統裁。その翌年に行われた「北斗演習」では、大演習場にアメリカ陸軍を招き、陸上幕僚長として北部方面隊を統裁した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「渡部敬太郎」の詳細全文を読む
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