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湯殿山神社(ゆどのさんじんじゃ)は山形県鶴岡市田麦俣の湯殿山山腹に鎮座する神社である。旧社格は国幣小社、現在は別表神社。 == 概要 == 湯殿山神社は、山形県庄内地方にひろがる出羽三山(月山・羽黒山・湯殿山)のうちの、湯殿山の中腹にある。湯殿山は月山に連なるものであり、湯殿山神社は、月山から尾根を西に8km下りた地点にあり、また、月山より流れる梵字川沿いにある〔「湯殿山神社 神秘に息づく行の山」(出羽三山神社・公式サイト) 〕。古来から修験道を中心とした山岳信仰の場として、現在も多くの修験者、参拝者を集めている。 湯殿山神社は、本殿や社殿がない点に大きな特徴があるが、もともと湯殿山は山岳信仰の対象であり、山自体に神が鎮まるものとして、人工的な信仰の場をつくることは禁じられてきたという〔。 明治以前、三山において神仏習合の信仰が盛んだったころ、羽黒山は観音菩薩(現在)、月山は阿弥陀如来(過去)、そして、当時三山のうちに含まれていた葉山や薬師岳は薬師如来(未来)とされた〔。一方、湯殿山は「三山」というよりもそれらを超えた別格のものとして、大日如来とされていた〔。 こうして、出羽三山においては、観音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来の導きにより現在・過去・未来の三関を乗り越え、大日如来の境地に至って、即身成仏を達成するという「三関三渡」の修行が行われることとなった〔。この修行においては、裸足で御神体(湯殿山)に登拝することが、大日如来と一体になる行為とされ、非常に尊ばれた〔。 現在でも、湯殿山神社の本宮では、参拝の際に裸足になり、祓を受けなければならないとされており、俗世と隔離された神域として認識されていることがうかがわれる〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「湯殿山神社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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