翻訳と辞書
Words near each other
・ 湿度
・ 湿度受容器
・ 湿度屈性
・ 湿度線図
・ 湿度覚
・ 湿度計
・ 湿度走性
・ 湿式
・ 湿式クラッチ
・ 湿式コロジオン法
湿式シリカ
・ 湿式仕上げ
・ 湿式分解
・ 湿式法
・ 湿式洗浄塔
・ 湿式流量計
・ 湿式消火
・ 湿式混合
・ 湿式灰化
・ 湿式灰化法


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

湿式シリカ : ミニ英和和英辞書
湿式シリカ[しっしき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

湿式 : [しっしき]
 (n) wet (process)
: [しき]
  1. (n,n-suf) (1) equation 2. formula 3. expression 4. (2) ceremony 5. (3) style 
シリカ : [しりか]
 (n) silica, (n) silica

湿式シリカ : ウィキペディア日本語版
湿式シリカ[しっしき]

湿式シリカ(しっしきシリカ)とは、液体中で合成される非晶質二酸化ケイ素である。珪酸ナトリウム中和などによって製造される。おもに四塩化ケイ素の燃焼によって製造される乾式シリカとは一部の性状が異なる。
==概要==
湿式シリカの工業的に供給量が多いものは、水中で水ガラス珪酸ナトリウム)から合成されるもので、合成条件によって、沈降シリカ、ゲルシリカ(シリカゲル)、コロイダルシリカなどと呼ばれる異なる特性を持つ材料となる。その他の湿式法にはアルコールなど有機溶剤中でアルコキシドなどのシラン化合物と水の反応から合成されるもの(ゾル-ゲル法)などがある。
原料となる珪酸ナトリウムはカレットと呼ばれる、硅砂とソーダ灰(炭酸ナトリウム)から合成されたものが原料として供給され、水中に溶解した状態で強いアルカリ性水溶液となる。硫酸を加えるなどpHを下げることにより水中で珪素と酸素との構成分子が不規則につながり非晶質のシリカとして析出する。
沈降シリカは弱いアルカリ性から中性の水溶液から固形状のシリカを合成し、濾過、水洗、乾燥することで十μm前後の粉体のシリカを得る。さらに粉砕、造粒、焼成、分級などの処理を加えられる場合もある。
メソポアの多孔体となり、吸油量、増粘性の高い粉体となる。ホワイトカーボンと呼ばれる場合もある。
ゲルシリカは急激に水溶液を酸性にしてシリカを合成し、水洗、乾燥し数μm~数十μm程度の粉体を得る。
表面にナノサイズの細孔を持ち、細孔を制御することで吸着特性を調整することができる。また緻密な構造となるため硬い粒子が生成される。シリカゲルと呼ばれる場合もある。
コロイダルシリカは水中で球状粒子を成長させ、pHを調整するなどしてコロイド状に粒子の分散状態を安定化させ、主に水分散体として供給される。
球状一次粒子径を制御することができ、水分散体を有機溶剤に置換したものもある。ゾル-ゲル法で製造したシリカゾル溶剤分散体もコロイダルシリカと呼ぶ場合もある。
これらの製造法と特性はそれぞれ製造条件により中間的特性が得られる場合もあり、厳密なものではない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「湿式シリカ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.