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源氏物語新釈(げんしものがたりしんしゃく)とは、源氏物語の注釈書である。 == 概要 == 江戸時代の国学者賀茂真淵の著書。複雑な成立過程を持っているものと考えられており、跋文によれば1758年(宝暦8年)4月6日完成とされるが「惣考」などを含めた全体が完成したのは1762年(宝暦12年)ころの完成とされる〔吉野朋美「解題 源氏物語新釈」秋山虔監修島内景二・小林正明・鈴木健一編集『批評集成・源氏物語 第2巻 近世後期篇 源氏物語評釈』 ゆまに書房、1999年(平成11年)5月、pp.. 475-476。 ISBN 4-89714-632-1 〕。国学者による源氏物語の注釈書としては初期の代表的なものの一つである〔伊井春樹「源氏物語古注釈書事典 源氏物語新釈」秋山虔編『源氏物語事典』学燈社〈別冊国文学〉No.36、1989年(平成元年)、p. 321。 〕。 本書は元々は、真淵が手元にあった湖月抄に書き入れていたさまざまな注釈を抜き出して独立した注釈書にしたものとされている。跋文によると賀茂真淵の主家であった田安家の命によって数年かけて完成させたとされるが、このとき主家の命によって出来たのはこの後田安家に伝来することとなった湖月抄に自身の注釈を書き入れただけのものであって、現在見られる独立した注釈書としての「源氏物語新釈」は真淵がその後数年かけて完成させたものであるとする説もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「源氏物語新釈」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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