|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 源 : [みなもと, げん] 【名詞】 1. source 2. origin ・ 源泉 : [げんせん] 【名詞】 1. source ・ 感 : [かん] 【名詞】 1. feeling 2. sensation 3. emotion 4. admiration 5. impression ・ 感情 : [かんじょう] 【名詞】 1. emotion(s) 2. feeling(s) 3. sentiment ・ 情 : [じょう] 【名詞】 1. feelings 2. emotion 3. passion
『源泉の感情』(げんせんのかんじょう)は、三島由紀夫の対談集。1952年(昭和27年)から1968年(昭和43年)にかけて雑誌上で行なわれた小林秀雄、大江健三郎、舟橋聖一、安部公房、石原慎太郎、野坂昭如、福田恆存、大島渚、芥川比呂志、テネシー・ウィリアムズ、千宗室、坂東三津五郎、喜多村緑郎、喜多六平太、杵屋栄蔵、豊竹山城少掾、武原はんとの19話の対談が収録されている。文芸論、演劇論、伝統芸能、茶道談義から政治問題まで幅広い内容となっている。 1970年(昭和45年)10月30日に河出書房新社より刊行された〔山中剛史「著書目録――目次」()〕。2006年(平成18年)2月に河出文庫で収録内容を入れ替え再刊行されている。 書名の〈源泉の感情〉は、ヘルダーリンの『追想』の中の「多くの者は源泉へ行くことに畏怖の念を抱く」から取られたものと推測されるが、三島の『愛の疾走』の作中には、〈俺の心には、ジイドのいはゆる〈源泉の感情〉がいつもこんこんと湧き出てゐるのだ〉ともある〔高橋重臣「源泉の感情」()〕。 == 収録内容 == ;「美のかたち――『金閣寺』をめぐって」 対:小林秀雄 :1957年(昭和32年)、雑誌『文藝』1月号に掲載されたもの〔に所収〕。 :※ 本書収録以前に『三島由紀夫選集18』(新潮社、1959年)に初収録されている。 :※ 対談実施日は1956年(昭和31年)11月頃。 ;「現代作家はかく考える」 対:大江健三郎● :1964年(昭和39年)、雑誌『群像』9月号に掲載されたもの〔。 :※ 対談実施日は7月13日。 ;「大谷崎の芸術」 対:舟橋聖一 :1965年(昭和40年)、雑誌『中央公論』10月号に掲載されたもの〔。 ;「二十世紀の文学」 対:安部公房 :1966年(昭和41年)、雑誌『文藝』2月号に掲載されたもの〔。 ;「新人の季節」 対:石原慎太郎● :1956年(昭和31年)、雑誌『文學界』4月号に掲載されたもの〔。 ;「エロチシズムと国家権力」 対:野坂昭如 :1966年(昭和41年)、雑誌『中央公論』11月号に掲載されたもの〔。 :※ 対談実施日は9月。 ;「文武両道と死の哲学」 対:福田恆存 :1967年(昭和42年)、雑誌『論争ジャーナル』11月号に掲載されたもの〔。 ;「ファシストか革命家か」 対:大島渚● :1968年(昭和43年)、雑誌『映画芸術』1月号に「羽田事件と暴力の構造を追究する」のタイトルで掲載されたもの〔。 :司会に小川徹。 ;「七年後の対話」 対:石原慎太郎 :1964年(昭和39年)、雑誌『風景』1月号に掲載されたもの〔。 ; 「演劇と文学」 対:芥川比呂志 :1952年(昭和27年)、雑誌『文學界』2月号に掲載されたもの〔。 ; 「劇作家のみたニッポン」 対:テネシー・ウィリアムズ● :1959年(昭和34年)、雑誌『芸術新潮』11月号に掲載されたもの〔。 :※ オブザーバーとして、フランク・マーロ、ドナルド・リチー参加。 ; 「歌舞伎滅亡論是非」 対:福田恆存● :1964年(昭和39年)、雑誌『中央公論』7月号に掲載されたもの〔。 ; 「捨身飼虎」 対:千宗興● :1961年(昭和36年)、雑誌『淡交』8月号に掲載されたもの〔。 :※ 対談実施日は6月19日。実施場所は中洲・其角。 ; 「日本の芸術 歌舞伎」 対:坂東三津五郎 :1956年(昭和31年)、雑誌『群像』1月号に「日本の芸術1」のタイトルで掲載されたもの〔。 ; 「日本の芸術 新派」 対:喜多村緑郎 :1956年(昭和31年)、雑誌『群像』2月号に「日本の芸術2」のタイトルで掲載されたもの〔。 ; 「日本の芸術 能楽」 対:喜多六平太 :1956年(昭和31年)、雑誌『群像』3月号に「日本の芸術3」のタイトルで掲載されたもの〔。 ; 「日本の芸術 長唄」 対:杵屋栄蔵 :1956年(昭和31年)、雑誌『群像』4月号に「日本の芸術4」のタイトルで掲載されたもの〔。 ; 「日本の芸術 浄瑠璃」 対:豊竹山城少掾 :1956年(昭和31年)、雑誌『群像』5月号に「日本の芸術5」のタイトルで掲載されたもの〔。 ; 「日本の芸術 舞踊」 対:武原はん :1956年(昭和31年)、雑誌『群像』6月号に「日本の芸術6」のタイトルで掲載されたもの〔。 :※「日本の芸術」の全話は、本書収録以前に『三島由紀夫選集19』(新潮社、1959年7月)に初収録されている〔杉山欣也「『源泉の感情』」()〕。 初刊本『源泉の感情』の「あとがき」で三島は以下のように対談者たちの特徴や感想を語っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「源泉の感情」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|