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準矮星 (Subdwarf star, Subdwarf, sd) とは、光度階級がVIに分類される天体のことである。具体的には、同一のスペクトル型(≒温度)を持つ主系列星と比べて、絶対等級にして1.5から2暗い(光度にして1/4から1/6)天体と定義されている。ヘルツシュプルング・ラッセル図では主系列星の帯のすぐ下に位置し、成因からcool subdwarfとhot subdwarfに大別できる。 準矮星という言葉を使い始めたのはジェラルド・カイパーで、1939年のことだった。それまでこの種の異常なスペクトルを持つ天体は「intermediate white dwarfs」と呼ばれていた〔Ken Croswell, ''The Alchemy of the Heavens'', (New York: Oxford UP, 1995), 87.〕。 == Cool subdwarfs == cool subdwarfはスペクトル型G, K, Mの星に見られ、普通の主系列星と同様に水素の核融合反応をエネルギー源に光を放射している。準矮星が主系列星より暗いのは、恒星に含まれる重元素(ヘリウムより重い元素)の割合が少ないためだと考えられている。重元素が少ないと恒星表層の透明度が上昇して放射圧が低くなり、同じ質量の主系列星と比べ、小さく高温の恒星が形成される〔James Kaler, ''Stars and their Spectra'', (Cambridge: Cambridge UP, 1989), 122.〕。また、大気が透明なことで恒星光全体に占める紫外線の割合が増え、この現象は紫外線超過として観測される〔Ibid., 87-92.〕。cool subdwarfに分類されるのは銀河系のハロに属する種族IIの古い恒星で、太陽など種族Iの星に対して大きな相対速度で動いていることが多い。また、2009年時点でcool subdwarfに惑星が発見された例はない。 cool subdwarfには2種類のサブクラスが知られる〔Discovery of the Coolest Extreme Subdwarf , Burgasser, Adam J. & Kirkpatrick, J. Davy, 2006.〕。 * cool subdwarf:SSSPM J1930-4311 など (sdM7) * extreme subdwarf:APMPM J0559-2903 など (esdM7) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「準矮星」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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