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溶解度積(ようかいどせき、)または濃度溶解度積(のうどようかいどせき、)とは、難溶性塩の飽和溶液中における、陽イオン濃度と陰イオン濃度の積である。溶解度定数と呼ぶこともある。一般的には、Kspと表す。 は英語の の頭文字である。 溶解度積は温度によって決まる定数であり、イオンの沈殿条件を求める上で重要な値である。イオン濃度の積が、Kspの値を超えたときに沈殿が生じ始める。 == 導出 == 陽イオン P+ と陰イオン Q- からなる難溶性塩 PmQn の電離平衡式は以下のようになる。 平衡定数をKcとすると、平衡式は以下のようになる。 ここで、難溶性塩の場合、分母がほとんど一定であるため、 左辺は定数なので、これをKspとする。このKspを溶解度積という。つまり、 これは、片方のイオンの濃度が分かれば、もう一方のイオンの濃度が決定されることを意味している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「溶解度積」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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