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漢和辞典 : ミニ英和和英辞書
漢和辞典[かんわじてん]
(n) Chinese-Japanese character dictionary
===========================
: [かん]
 (suf) man (negative nuance)
漢和 : [かんわ]
 【名詞】 1. Chinese Character-Japanese (e.g., dictionary) 
漢和辞典 : [かんわじてん]
 (n) Chinese-Japanese character dictionary
: [わ]
 【名詞】 1. (1) sum 2. (2) harmony 3. peace 
辞典 : [じてん]
 【名詞】 1. dictionary 
: [のり]
 【名詞】 1. rule 2. law
漢和辞典 : ウィキペディア日本語版
漢和辞典[かんわじてん]

漢和辞典(かんわじてん)は、漢字漢語熟語)の意味日本語で解説した辞典のこと。漢和字典と表記されることもある(読みは同じ)。同種の辞典として漢字辞典(かんじじてん)・漢語辞典(かんごじてん)などがあり、本項ではこれらについても言及する。
==概説==

多くの漢和辞典は、漢字を部首によって分類し、部首の画数順に配列し、同一部首に属する漢字は、部首を除いた画数の順に配列する部首配列によっている(いわゆる康熙字典順)。また、多くの漢和辞典では、熟語は1文字目の漢字の項目に列記するが、2文字目以降の漢字の五十音順に配列するのが現在では主流である。
しかし、漢字を五十音順に配列する『字通』(平凡社)や、漢字・熟語をすべて五十音順に配列する『五十音引き漢和辞典』(三省堂)のように異なった配列を採用する漢和辞典もある。また、日本初の漢和辞典である『漢和大字典』(三省堂・1903年)は熟語を末尾の漢字の項目に記載している。
もともと中国に、漢字を部首によって分類して記載する書物があり、これを「字書」と呼ぶ。日本でも、これに倣って平安時代の『篆隷万象名義』『新撰字鏡』をはじめとする漢字字書が作られた。これらの「字書」が基本的に熟語を収録しないのに対し、現代日本の漢和辞典は熟語を収録する点や音訓索引を備えている点が異なっている。
漢和辞典は「漢文読解を主な目的とした辞典」と「現代日本語の漢字・漢語の理解を主な目的とした辞典」の2つに大別される。前者は用例に漢文を多用し、訓読文や現代語訳を載せることが多い。後者は漢文をあまり載せず、明治以降に作られた和製漢語も数多く収録している。購入層は前者が主に高校生・大学生・一般向け、後者が主に小学生・中学生向けとなっているが、漢文読解を特に必要としない一般人が後者を購入することも多い。
収録字数はまちまちだが、小学生向けのものは基本的に常用漢字人名用漢字を網羅した2000字 - 3000字程度で、学習しやすいように漢字の成り立ちや豆知識を豊富な図版で解説したものが多い。また、漢字の学習が主であるため、漢和辞典ではなく漢字辞典と題する傾向にある。中学生以上向けのものでは6000字 - 10000字程度で、表外漢字も豊富に収録されている。一般向けの漢文読解を主な目的とした辞典では1万字以上を収録しているのが普通である。
近年の漢字をめぐる状況の変化により、収録字数は増加の一途をたどっている。1990年代からパソコンワープロで扱える第1・第2水準漢字(約6000字)を網羅する辞典が増え、補助漢字を網羅した辞典も登場した。2000年代には表外漢字字体表2000年)の制定や人名用漢字の大幅増加(2004年)、第3・第4水準漢字の制定(2000年制定、2004年改定)などがあり、全体的に収録字数が大幅に増加した。2010年には常用漢字の改定があり、これも小中学生向け辞典の収録字数が増加することにつながった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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