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漫画原稿を守る会(まんがげんこうをまもるかい)は漫画原稿の所有権が作者(漫画家)本人にあることを、漫画家・出版社・古書店等に周知するために作られた日本の集会。原稿の紛失や盗難などのトラブルをなくすため、原稿の受け取り・返却時のチェックの強化などの提言を行った。会長は漫画家の弘兼憲史。 倒産した出版社(さくら出版)からの原稿流出事件被害者の会としての性格が強く、所有権の周知よりも流出原稿の回収および被害者救済に力が入れられた。 == 概要 == === 設立までの経緯 === 2003年5月30日、主にレディースコミック誌で活動している漫画家、渡辺やよいの原稿がインターネットオークションに出品されているとの情報がファンから渡辺に寄せられた。渡辺はオークション主催者に対して出品取り消しを要請したが拒否されたため、やむなく自分で原稿を落札する羽目になった。その後出品者が漫画古書店「まんだらけ」で入手したとの情報を得る。出品者からは渡辺に原稿がさくら出版の封筒ごと引き渡された。渡辺はまんだらけに対し販売停止を要請したが、盗品でないとの確証がもてないことを理由に拒否される。結局渡辺はまんだらけから自分の原稿を買い戻し、弘兼憲史らの原稿も販売されていることを確認した〔『走る!漫画家』 pp.8 - 36〕。 。 その後、出版社が復刻版を出版するという名目で大量の原稿を集め、売却していたことなども判明した。原稿を売却された漫画家が多数にのぼることから、7月、被害にあった漫画家を中心として「漫画原稿を守る会」が立ち上げられた〔『走る!漫画家』 pp.82 - 83〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「漫画原稿を守る会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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