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漸近巨星分枝〔(ぜんきんきょせいぶんし、asymptotic giant branch〔)は、ヘルツシュプルング・ラッセル図において、進化中の小質量から中質量の恒星が集まる領域である。小質量から中質量(0.6から10太陽質量)の恒星は全て生涯の後半にこの段階を経る。 漸近巨星分枝は、赤色巨星として見える。内部の構造は、中心の不活性な酸素と炭素によって特徴付けられ、ヘリウムが核融合して炭素を形成する殻、水素が核融合してヘリウムを形成する殻、通常の恒星と似た組成の非常に大きな星周外層といった種類がある〔Lattanzio J. and Forestini, M. (1998), ''Nucleosynthesis in AGB Stars'', ''IAU Symposium on AGB Stars'', Montpellier〕。 == 恒星の進化 == 恒星が核内での核融合によって水素を使い果たすと、核は収縮してその温度が上昇し、恒星の外層は膨張して冷える。恒星の光度は大きく上昇して赤色巨星になり、ヘルツシュプルング・ラッセル図上で右上の隅に移動する。 最終的に核の温度は約3×108Kに達し、ヘリウム核融合が始まる。核内でのヘリウム核融合の開始は、恒星の冷却を止めて光度を増し、恒星はヘルツシュプルング・ラッセル図上で左下の水平分枝やレッドクランプの領域に移動する。核内でのヘリウム核融合が終わると、恒星は再び図上で右上に移動する。経路は、以前、赤色巨星になった時とほぼ同じであるため、漸近巨星分枝と呼ばれる。この段階の恒星は、AGB星〔(AGB star〔、asymptotic giant branch star〔)(漸近巨星分岐星〔)として知られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「漸近巨星分枝」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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