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(n) asymptotic line =========================== ・ 漸近 : [ぜんきん] (n) (gen) (math) asymptote ・ 漸近線 : [ぜんきんせん] (n) asymptotic line
漸近線(ぜんきんせん、asymptote)とは、曲線に対して原点から十分遠いところで近づき、接することのない直線のことである。直線だけでなく曲線を考えることもある。漸近線は存在するとは限らず、複数存在する場合もある。漸近線を見出すことは、曲線のグラフの概形をつかむ一助となる。とくに座標平面における関数のグラフの漸近線の方程式は、(存在の可否も含めて)求め方が確立されている。 == 例 == 定数関数、多項式関数のグラフには、漸近線は存在しない。 漸近線が存在する最も簡単な例は、関数 ''y'' = である。このグラフの漸近線は、直線 ''x'' = 0 と直線 ''y'' = 0 である。グラフを描くと、どの端もこれらの直線に近づいていき、決して接しないことが見てとれる。この場合はグラフと漸近線は交わらないが、一般にはそうとは限らない。漸近線が存在する関数は他にも多く存在する。以下に代表的なものを挙げる。 分数関数においては、漸近線が存在する事例が多いが、存在しないこともある。(存在しない例: :) 無理関数においては、漸近線が存在するのは (''a'' > 0)(漸近線は ''y'' = ''x'')などに限られる。 グラフと漸近線が遠くで無限回交わる例もある。減衰曲線(''y'' = や ''y'' = ''e''sin ''x'' など)と ''x''軸はその一例である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「漸近線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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