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潮来節 : ミニ英和和英辞書
潮来節[いたこぶし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しお]
 【名詞】 1. tide 2. ebb and flood 3. salt water 4. opportunity 
: [らい]
 【名詞】 1. since (last month) 2. for (10 days) 3. next (year) 
: [せつ, ぶし]
  1. (n-suf) tune 2. tone 3. knot 4. knob 5. point

潮来節 : ウィキペディア日本語版
潮来節[いたこぶし]
潮来節(いたこぶし)は、江戸時代の流行歌である。茨城県潮来に起源する。
== 概要 ==
利根川図志」(1855年)に、潮来曲(いたこぶし)の唄として掲載される小唄は、「さまよ鹿島に神あるならば、あはせたまへや今一度」、「潮来出島の十二の橋を、行きつ戻りつ思案橋」、「いたこ出島のまこもの中に、あやめ咲くとはつゆしらず」などであるが、これよりも古く「山家鳥虫歌」(1772年)常陸の部3首の中には、「潮来出島のすな真菰(まごも)、殿に刈らせて我ささぐ。さつさおせおせ」、「潮来出てから中島までは、雨は降らねど袖しぼる。さつさおせおせ」という潮来唄を載せるが、おそらくはこれが潮来節の元となった民謡であろうという。
潮来はその最盛期、享保(1716-36)、元文(1736-41)の頃には銚子口から親船が多く来航し、地元の唄が調子を改めて花街の宴席などで行なわれ、船の乗客を相手に調子付けられたために、従来の潮来節が舟唄のような囃子ことばを持つようになった。
まもなく江戸で歌われ、宝暦(1751-64)、明和(1764-72)の頃に流行しはじめ、天明(1781-89)、寛政(1789-1801)の頃の洒落本では、すでに流行した「投節」の名前が消え、しばしば潮来の文字が見える。当時の洒落本の潮来節の小唄は「お前主持ちわたしは抱へ、天井つかへてままならぬ。セイセイセイセイ、トウトウトウトウ」(山東京伝「仕懸文庫」寛政2年)、「潮来好くやうな浮気な主に、ナゼナゼ、惚れた儂が身の因果」(式亭三馬「船頭新話」文化(1804-18)年間)など。
江戸においては、安永(1772-81)の頃から替え歌が増え、遊郭を中心に短い情歌として流行した。そして潮来節の変種として、「よしこの節」が生まれ、さらによしこの節の変種として「都々逸」が生まれた。
邦楽にも取り入れられ、うた沢では「いたこ出島」の原歌のほかに、「宇治の柴ふね、早瀬をわたる、わたしや君ゆゑ、のぼりふね、アアヨイヤサヨイヤサ」ほかがある。



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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