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火の呼吸 : ミニ英和和英辞書
火の呼吸[ひのこきゅう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひ]
  1. (n,n-suf) fire 2. flame 3. blaze 
呼吸 : [こきゅう]
  1.breath 2. respiration 3. knack 4. trick 5. secret (of doing something)

火の呼吸 ( リダイレクト:ハタ・ヨーガ ) : ウィキペディア日本語版
ハタ・ヨーガ[こきゅう]

ハタ・ヨーガ' )はヨーガの一様式ないし一流派である。別名ハタ・ヴィディヤー (हठविद्या) すなわち「ハタの科学」〔山下 2009, p. 137.〕。
ハタ・ヨーガは半ば神話化されたインドのヒンドゥー教聖者が大成したとされる。16世紀の行者のヨーガ論書『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』において体系的に説かれた。
“ハタ”はサンスクリット語で「力」(ちから)、「強さ」といった意味の言葉である。教義の上では、「太陽」を意味する“ハ”と、「月」を意味する“タ”という語を合わせた言葉であると説明され、したがってハタ・ヨーガとは陰(月)と陽(太陽)の対となるものを統合するヨーガ流派とされる。
スヴァートマーラーマは、ハタ・ヨーガとはより高いレベルの瞑想、つまりラージャ・ヨーガに至るための準備段階であり、身体を鍛錬し浄化する段階であると説明する。アーサナ(坐法)と、プラーナーヤーマ(調気法)を中心としているが、による浄化法もよく知られている。インドのゴーピ・クリシュナはこのハタ・ヨーガにより解脱を得たとしてその境地を説明する本を著している。
健康やフィットネスを目的とするエクササイズとして20世紀後半に欧米で大衆的な人気を獲得したハタ・ヨーガは、多くの場合、単に“ヨーガ”と呼ばれる。現在ハタ・ヨーガと呼ばれるものの多くは、西洋式体操とインド伝統武術を融合して確立した新しいヨーガの系譜で、現代のハタ・ヨーガのアーサナは、従来のハタ・ヨーガとのつながりは薄いといわれる〔伊藤雅之 2011.〕。 )はヨーガの一様式ないし一流派である。別名ハタ・ヴィディヤー (हठविद्या) すなわち「ハタの科学」〔山下 2009, p. 137.〕。
ハタ・ヨーガは半ば神話化されたインドのヒンドゥー教聖者が大成したとされる。16世紀の行者のヨーガ論書『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』において体系的に説かれた。
“ハタ”はサンスクリット語で「力」(ちから)、「強さ」といった意味の言葉である。教義の上では、「太陽」を意味する“ハ”と、「月」を意味する“タ”という語を合わせた言葉であると説明され、したがってハタ・ヨーガとは陰(月)と陽(太陽)の対となるものを統合するヨーガ流派とされる。
スヴァートマーラーマは、ハタ・ヨーガとはより高いレベルの瞑想、つまりラージャ・ヨーガに至るための準備段階であり、身体を鍛錬し浄化する段階であると説明する。アーサナ(坐法)と、プラーナーヤーマ(調気法)を中心としているが、による浄化法もよく知られている。インドのゴーピ・クリシュナはこのハタ・ヨーガにより解脱を得たとしてその境地を説明する本を著している。
健康やフィットネスを目的とするエクササイズとして20世紀後半に欧米で大衆的な人気を獲得したハタ・ヨーガは、多くの場合、単に“ヨーガ”と呼ばれる。現在ハタ・ヨーガと呼ばれるものの多くは、西洋式体操とインド伝統武術を融合して確立した新しいヨーガの系譜で、現代のハタ・ヨーガのアーサナは、従来のハタ・ヨーガとのつながりは薄いといわれる〔伊藤雅之 2011.〕。
== 伝統のハタ・ヨーガ ==

=== 歴史 ===
;『シッダ・シッダーンタ・パダッティ』
『シッダ・シッダーンタ・パダッティ』は土着的民間伝承によってゴーラクシャナータの作と伝えられるサンスクリット語のハタ・ヨーガの聖典で、現存する中ではかなり古い。(エゴや二元性を超越した聖者)の伝説についての記述が多い。ドイツ出身のヨーガ研究者の『聖なる狂気』 (1991: p.105) はこれについて以下のように述べる。
「最古のハタ・ヨーガの聖典に『シッダ・シッダーンタ・パダッティ』があり、アヴァドゥータに関する詩が数多く記録されている。その一節(VI.20)には、変幻自在にあらゆる人格や役柄になりきる力について書かれている。ゴーラクシャナータは俗人のように振舞うこともあれば王のように振舞うこともあり、ある時は苦行者、またある時は裸の隠遁者のようであった。」〔Feuerstein 1991.〕

;『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』
ハタ・ヨーガの総括的な教典は、スヴァートマーラーマが編纂した『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』である。著者自身は書名を『ハタ・プラディーピカー』と記している〔伊藤武 2011, p. 263.〕。『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』は、ゴーラクシャの著書とされる失伝した『ハタ・ヨーガ』や現存する『ゴーラクシャ・シャタカ』など、それ以前のサンスクリット語諸文献にもとづいて書かれているが、スヴァートマーラーマ自身のヨーガ経験についても記述がある。『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』にはさまざまな事項、例えば(浄化)、アーサナ(坐法)、プラーナーヤーマ(調気法)、チャクラ(エネルギー中枢)、クンダリニー、(筋肉による締め付け)、(行為、クンダリニー覚醒技法)、シャクティ(力)、(気道、脈管)、ムドラー(印相)といった事柄についての記載がある。
また、(シヴァ神)、マツイェーンドラナータ、ゴーラクシャナータなど、多数の著名なヨーギンについての記述がある。
;伝説
ハタ・ヨーガはシヴァ神が提唱したものと伝えられる。誰にも聞かれぬよう孤島で女神パールヴァティーにハタ・ヨーガの教義を授けたが、ある魚が2人の話を全て聞いてしまった。シヴァ神はその魚(マツヤ)へ慈悲を掛け、(成就者)に変えた。後にこのシッダはと呼ばれるようになった。マツイェーンドラナータはチャウランギーにハタ・ヨーガを伝えた。チャウランギーは手脚がなかったが、マツイェーンドラナータを見ただけで手脚を得ることができた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ハタ・ヨーガ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Hatha yoga 」があります。




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