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『火の記憶』(ひのきおく)は、松本清張の短編小説。『三田文学』1952年3月号に『記憶』のタイトルで掲載、のちに現在のタイトルに改題・改稿の上、『小説公園』1953年10月号に再掲載、1955年8月に短編集『悪魔にもとめる女』収録の1編として、鱒書房(コバルト新書)より刊行された。 木々高太郎の勧めに応じて、『或る『小倉日記』伝』と同時期に書かれた作品〔清張は『西郷札』(1951年発表)掲載の『週刊朝日・春季特別号』を木々高太郎に送っているが、これに対する木々の返事は以下のようなものであったという。「雑誌お送り下すってありがたく拝読いたしました。大そう立派なものです。そのあと本格もの矢つぎ早やに書くことをおすすめいたします。発表誌なければ、小生が知人に話してもよろし。木々高太郎」。木々の返事を清張は以下のように受け取っている。「木々氏のいう「本格もの」とは推理小説の意味で、掲載誌に添えたわたしの木々氏への手紙は、このような小説でも推理小説になるでしょうかときいたのである。当時の木々氏は推理小説を文学のひろい領域の中に考え、たとえば森鴎外の「かのように」といった作品まで推理小説の範疇に入れておられた」。以上『「西郷札」のころ』(週刊朝日増刊1971年4月5日号に掲載、のちに『松本清張全集』第34巻(1974年、文藝春秋)、『実感的人生論』(2004年、中公文庫)に収録)を参照。一般に、清張による推理作品の始めを1955年発表の『張込み』とするのが定説ではあるが、1952年発表の本作品を書くにあたって、清張はすでに以上のような認識を持っていた。〕。 1961年・1978年にテレビドラマ化されている。 == あらすじ == 交際の末、頼子は高村泰雄と結婚することにした。ただ、泰雄の戸籍謄本に父失踪と書かれていたことが少し気にかかった。兄の貞一も事情を泰雄に訊いたが、それ程問題になることではない、として済んでいた。2年後、やっと話す決心になったという風で、泰雄は事情を頼子に打ち明ける。泰雄は「失踪」の真相を追跡しようとしていたのだった。だが…。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火の記憶」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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