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火事場のクソ力(かじばのクソぢから)とは、ゆでたまごの漫画『キン肉マン』およびその続編『キン肉マンII世』に登場する架空の能力。作中の登場人物、特に主人公のキン肉マンやその一族に顕著に見られる潜在能力で、窮地に陥ったときに普段を遥かに超えるパワーを発揮する。「火事場の馬鹿力」のもじり〔「クソ力(糞力)」という言葉そのものは「馬鹿力」と同じ意味で存在する。〕。 == 『キン肉マン』 == 「火事場のクソ力」の名が作中で最初に現れるのは、第20回超人オリンピックでキン肉マンが優勝を決めた直後のラーメンマンの台詞〔ジャンプ・コミックス4巻の収録では「火事場のバカ力」であった。後に収録されたものは「火事場のクソ力」で統一されている。〕である。ロビンマスクの必殺技により一度は死亡したと思われていたキン肉マンであったが、体が勝手に動き、無意識に放った逆転の大技でロビンマスクをフォールした。この様子をラーメンマンは「火事場のクソ力」と呼び、「自己防衛本能」「戦う超人にとってもっとも大切な野生の本能」〔ゆでたまご「奇跡のホールド」『キン肉マン 第4巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1980年9月15日、ISBN 978-4-08-851134-4、149頁より引用。〕と形容した。これを皮切りにキン肉マンはウォーズマン、バッファローマンといった強豪たちを火事場のクソ力で破り続け、「奇跡の逆転ファイター」の異名で呼ばれるようになる。 キン肉マンの火事場のクソ力は戦いの中で成長を続け〔ゆでたまご「一発勝負!!の巻」『キン肉マン 第13巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1983年9月15日、ISBN 978-4-08-851143-6、15頁。〕〔ゆでたまご「運命の子供たち!!の巻」『キン肉マン 第24巻』集英社〈ジャンプ・コミックス〉、1986年2月15日、ISBN 978-4-08-851804-6、15頁。〕、通常は一度備われば一生変化しないという超人強度の原則を無視し、超人の神々の超人強度1億パワーにも届く勢いであった。これを見た邪悪の神たちが、キン肉マンがキン肉星の王位を継承して天上界へも影響を及ぼすことを危惧し、別の継承候補を5人立てて争わせたのが『キン肉マン』最終シリーズ「キン肉星王位争奪編」の発端である。続編である「完璧・無量大数軍編」では、キン肉マンが友情パワーを超人界に必要以上に拡散し続け、それが未知の力を同時に拡散させており、強くなった超人たちが太古のような闘争を繰り返されることを超人閻魔及び完璧超人が危惧し、キン肉族とその影響を受けた全ての超人を殲滅する決断を下す。 火事場のクソ力を持つのはキン肉マンに限らず、ウォーズマンはキン肉マンとの対戦で学習した火事場のクソ力をバッファローマン相手に発揮した。しかしスタミナに欠けるウォーズマンにとって火事場のクソ力の濫用は自殺行為に等しく、濫用を誘ったバッファローマンの作戦で逆にピンチに陥ることになった。他には、アシュラマンが魔界版火事場のクソ力である「魔界のクソ力」を、ミートはミキサー大帝を相手に「ミート式火事場のクソ力」として使用している。キン肉マンの兄キン肉アタルは、火事場のクソ力の原型とされる「業火のクソ力」(アニメ版では「元祖・火事場のクソ力」)を使用した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火事場のクソ力」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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