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火山の冬(かざんのふゆ、)とは、大火山の爆発的な噴火によって、火山灰や霧状の硫酸が太陽光を遮り、地球のアルベドを上昇させることによって温度が低下する現象のことである。長期間に及ぶ冷却効果は主に、大気上層部に構成されるエアロゾル中の硫黄化合物の増加が原因である。 ==先史時代の事例== 火山の冬と呼ばれるものの一つに、インドネシアのスマトラ島のトバ湖の大噴火によって引き起こった71,000〜73,000年前のものがある。その後6年間、ここ110,000年間で最も大量の火山性の硫黄が堆積し、東南アジアでの重大な森林減少や1単位での世界的な気温の低下が引き起こされたと言われる〔C. Oppenheimer, 2002, Limited global change due to the largest known Quaternary eruption, Toba ~~ 74 Kyr BP, Quaternary Science Reviews, 21, 1593-1609〕。この噴火は大陸上で進行していた氷河を加速することによって、氷河時代への急速な引戻しを起こし、地球上の動物や人類の個体数が大規模に減少したと仮説を立てる科学者がいる。その一方で、噴火による気候の影響はあまりに小さく短期的なもので、当時の人口にこれまでに挙がっているような影響は与えなかったと言う科学者もいる〔Oppenheimer(2002)〕 。 噴火と同時期に大多数の人類の分化が突然起こったという事実から推測するに、おそらくこれは、火山の冬に関連づけられるボトルネック効果の1つであろう。平均して、総噴出量が最低1015kg(トバの噴出量=6.9×1015kg)の大噴火が100万年毎に起こっている〔B.G. Mason, D.M. Pyle, and C. Oppenheimer, 2004, The size and frequency of the largest explosive eruptions on Earth, The Bulletin of Volcanology, 66(8), 735-748.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火山の冬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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