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(n) volcanic projectiles =========================== ・ 火 : [ひ] 1. (n,n-suf) fire 2. flame 3. blaze ・ 火山 : [かざん] 【名詞】 1. volcano ・ 火山弾 : [かざんだん] (n) volcanic projectiles ・ 山 : [やま] 【名詞】 1. (1) mountain 2. (2) pile 3. heap 4. (3) climax 5. critical point ・ 弾 : [たま] 【名詞】 1. bullet 2. shot 3. shell
火山弾(かざんだん、)とは、火山の噴火に際して、溶岩の破片が放出されるときに形成される直径65mm以上の溶融した岩石(テフラ)の塊である。ただし火山弾は地面に達する前に冷えて固まる。火口から数km飛行することもあり、飛行中に空気力学的に適した形に変形することもある。 しばしば巨大な火山弾が生まれ、たとえば1935年の浅間山噴火では5 - 6mのものが火口から600mも飛行した。火山弾は深刻な被害を引き起こし、一帯で死傷者を出す。その例として1993年にコロンビアのガレラス山で発生した事例が挙げられるが、この噴火は突然発生したこともあり山頂近くにいた6人が死亡し数名が重傷を負った。 == 種類 == 火山弾は、その形状から名前がつけられている。なお形状は火山弾を形成するマグマの流動性に依存している。 ; リボン状火山弾 : 流動性が高い(もしくは中程度の)マグマから形成され、不規則な紐や滴として火口から放出される。空中を飛んでいる間に長く引き伸ばされるが、非常にもろいため着弾時に細かく割れてリボン状となる。断面は円状か平板状で、長さ方向に溝が刻まれ、平たい気泡が生じる。 ; 球状火山弾 : このタイプの火山弾も流動性の高い(もしくは中程度の)マグマから形成される。表面張力が球状を形作るのに重要な役目を負っている。 ; 紡錘状火山弾 : このタイプの火山弾は球状火山弾と同様に形成される。飛行中の回転によって火山弾はねじられ、細長くアーモンド状になる。紡錘状火山弾は縦長の溝で特徴付けられるが、一方は他方に比べて若干滑らかで平らである。この平らな側は、落下時に空気抵抗を受けた側(下側)であったことを示している。 ; 牛糞状火山弾 : 流動性の高いマグマが適当な高さから落下したとき(つまり地面に着弾するときにまだ流動性を残している)に形成される。その結果、平らになるか牛糞のような不規則な円盤状に広がる。 ; パン皮状火山弾(breadcrust bomb) : 火山弾の外側が飛行中に先に固まってしまうと、火山弾の内部がまだ膨張を続けるために(マグマ中のガスが気泡となることが考えられる)外側にひびが発達し、パン皮状火山弾が形成される。 ; 核がある火山弾 : このタイプの火山弾は、先に固まった核を捕獲するようにして形成される。核はより以前の噴火の際の破片からなる。珍しいパターンとしては、同じ噴火で生成され先に固まった核を、まだ固まらないマグマが取り込んで火山弾となるケースもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火山弾」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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