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「火うち箱」(ひうちばこ )は、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話の一つ。アンデルセンの初めての童話集である『子どものための童話集 第一冊()』に「小クラウスと大クラウス」「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」「イーダちゃんの花」とともに収録され、1835年5月にコペンハーゲンで刊行された〔山室、144頁〕。 == 評価 == この童話集はアンデルセンが同年4月に発行した長編小説『即興詩人』の成功で名声を高めていた中での刊行であったが、童話が文学の一領域として十分に認められていなかった当時には「『即興詩人』が書ける作家がなぜ子どもだましの作品を書くのか」「才能ある作家が子どものおとぎ話などを書いてこれ以上時間を浪費しないように」などといった批判を受けた〔山室、151頁〕。また、本作は童話に必要とされていた教訓の類が見られず兵隊が姫をさらいキスをするなどといった内容から子どものためにならないとの批判もあった〔ブレスドーフ、167頁〕。一方で、アンデルセンの後援者であり物理学者のハンス・クリスティアン・エルステッドは、この初の童話集を「『即興詩人』は君を有名にしたが、童話は君の名を不滅にするだろう」と評した。〔山室、156頁〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火うち箱」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The Tinderbox 」があります。 スポンサード リンク
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