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『火星のココロ Beautiful Little Garden』(かせいのこころ -〔英字表記部分の公式な日本語読みは、ルビが記されたことが無いため不明。〕)は、馬場民雄による日本の漫画作品。講談社とYahoo!コミックによる「新世代ヒーロー創出」を提唱する協同企画ウェブコミック誌『ヒーロークロスライン』(通称HXL)に連載されたウェブコミックである。 この項目では第2部にあたる『火星のココロ Hero come to Mars.』(かせいのこころ -〔)についても記載する。 == 概要 == === 全体の概要 === 人類による開拓が進む火星コロニーを舞台に、明るく活発な少女ココロと彼女の養父であり英雄的功績を持つアレス、その心優しい妻マサコ、そして火星コロニーで唯一のノッカーズ能力を持つ仔犬コロをも含めたドナー一家の日常を描く家族漫画的側面を持ったSFストーリー漫画である。 ヒーロークロスライン連載作品の多くが「オルタレイション・バースト」の起きた西暦1999年9月26日から2010年前後にかけての近未来を描くのに対し、この作品の背景年代は単行本巻頭収録の年表によると2058年(火星暦0010年)と他作品よりもおよそ半世紀も先の未来と設定され、現在のところヒーロークロスライン作品で唯一、地球以外の天体を舞台とする点が、この作品最大の特徴である。他の作品と同様、地球においてノッカーズ犯罪は大きな社会問題だが、この時代には人類は太陽系の他の天体への移住計画を実現させつつあり、月に続き火星でもコロニーが建設され、その内部では人々が地球同様の日常生活を営んでいる。また、他のヒーロークロスライン作品が悪事を為すノッカーズやノーマル(能力を持たない人々)犯罪者とヒーローとの戦闘や闘争を描く内容が多いのに対し、この作品ではそうした戦いが描かれず、それどころか変身したり特殊な技を使うといった明確な形のヒーローやスーパーヒーロー、あるいはそれらに対する敵役が登場しない点も大きな特徴である。作品世界においてココロの養父・アレスは物語開始以前の高い功績により英雄視されるが、物語は彼の公人としての社会的活躍に焦点を当てるものではなく、彼の家族愛や、ドナー一家や様々な立場の開拓者らが過酷な環境と複雑な社会の中で生きる姿を描いており、彼らを通じていわば尊敬できる親としてのヒーロー像や、他人を思いやり行動する人間としてのヒーロー像を描く、ヒーロークロスライン作品として異彩を放つ作品である。なお、特に設定年代が他作品と大きく離れているのでキャラクターなどが直接クロスオーバー出演することは困難な様に見えるが、後述するとおり分身としての蔵人(「クランド」)の登場やココロらが所有する品物として他の作品に関連するもの〔第1話トビラでは他作品のキャラクターがシルエットで多数描かれた他に「ギャラクティックマンション」のギャラクティカのぬいぐるみが置かれていた。第13.5話ではココロの寝室に同様のギャラクティカを模した目覚まし時計が置かれ、クラスメートが「家族戦隊ノック5」の紛争をし、サイモンが「DARK QUEEN」に登場する組織「ロッセリーニ・ファミリー」を名乗り、テレビに映った「MEAN 遥かなる歌」のヒロイン・MEANの歌に合わせてアレスが踊り、入浴中のココロが「亡装遺体ネクロマン」のアイテムである八咫烏(やたがらす)の血花(ちか)を頭に乗せている。さらに第17話ではトーマら男子児童が持参し後に没収された武器類の中に、「MEAN 遥かなる歌」のMEANが歌によって作り出した剣やその敵役スナジアナの二股槍、「DARK QUEEN」のアレキサンダーが宿る槍、「亡装遺体ネクロマン」のレーザー・チェーンソーなどが描かれている。〕が描かれたり、有料版配信開始及び単行本発売前後に公開された回において表紙トビラにココロやコロと共に他作品のキャラクター〔第19話では左から「亡装遺体ネクロマン」のネクロマン、「ギャラクティックマンション」のギャラクティカ、「ジエンド」のジエンドという、単行本第1巻が本作と同時発売だった3作品の各ヒーロー、第20話では同じく「亡装遺体ネクロマン」の神楽舞、「ジエンド」の入間涼、「ギャラクティックマンション」の横山葵といった各ヒロインが登場。さらに第23話では「家族戦隊ノック5」のノック5全員、第24話では「MEAN 遥かなる歌」のヒロイン・MEANという、新たに単行本第1巻が発売された作品のキャラクターが描かれた。〕が描かれるなど、積極的なクロスオーバーの試みが見られる。 (※世界観についてはヒーロークロスライン作品共通の世界観も参照。) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火星のココロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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