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『火星のプリンセス』(かせいのプリンセス、) は、エドガー・ライス・バローズのSF冒険小説。初版は1917年。バローズのデビュー作であり、火星シリーズの第1作。 == 概要 == 主人公のジョン・カーターは、アメリカの元南軍大尉であるが、生まれた育った記憶がなく、年齢も不詳。幽体離脱で火星(バルスーム)に瞬間移動した後、剣で火星生物や火星人と対決し、恋と冒険に生きる。 SFというよりも、ヒロイック・ファンタジーに似る。しかし、後に「剣と魔法」()と言われることになるヒロイック・ファンタジーの特徴のうち、「魔法」の部分はきわめて希薄である。火星の飛行船の飛行原理なども科学技術(SF考証)によって説明されていて、魔術や呪術の類は、シリーズを通してほとんど登場しない。惑星冒険ものの嚆矢である(後述)。 「カーターの手記(遺稿)」という形式をとっており、一人称小説として書かれている。好評につき続編が書かれ、全11巻となった。第3作『火星の大元帥カーター』までは3部作として構成され、ジョン・カーターが主人公、デジャー・ソリスがヒロインを務めている。シリーズ中期では両者とも出番が激減しており、後期で主人公格に復帰している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火星のプリンセス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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