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火焔土器(かえんどき)は縄文時代中期を代表する縄文式土器の一種で、燃え上がる炎を象ったかのような形状の土器を指す通称名。火焔型土器とも呼ばれる。装飾的な縄文土器の中でも、特に装飾性豊かな土器である。初めて発見された馬高遺跡を標式遺跡として馬高式とされるものの一部が該当する。発掘時の愛称がそのまま通称として用いられている。ただし、考古学分野、特に土器型式の研究においては、「馬高式」の名が用いられる。 この土器様式に系統的に先行する様式は不明瞭といわれている。つまり、この様式が突然創造されたという奇妙さがある〔小林達雄「勝坂式土器様式圏と火炎土器様式圏の対立」208頁(佐原真 ウエルナー・シュタインハウス監修 独立行政法人文化財研究所奈良文化財研究所編集『日本の考古学』上巻 学生社 2007年4月)〕。しかし、この土器の祖型は北陸地方の新保・新崎式土器、あるいは東北地方南部の大木式土器などの影響を受けてできあったとする考えもある〔相原精次・三橋浩『東北古墳探訪』彩流社 2009年 7ページ〕。東京オリンピック・パラリンピックの聖火台に「火焔型土器」の採用について、要望書を協議会5首長(新潟市長、三条市長、長岡市長、十日町市長、津南町長)が遠藤五輪担当大臣に手渡す。 == 分布 == 東日本全体では200以上の遺跡で出土している。信濃川流域の新潟県、長野県北部、および阿賀野川流域の福島県西部の出土数が多い。北陸地方の富山県や東北地方の南部山形県、群馬県・栃木県から少数出土することがある。出土点数の大半は新潟県域の特に信濃川中流域に集中する傾向があり、長岡市馬高遺跡、十日町市笹山遺跡、野首遺跡などで特に多く出土したことが知られている。福島県では縄文中期から末期にかけての柳津町石生前遺跡(いしうまえ)、耶麻郡西会津町の上小島C遺跡、南会津郡南会津町の寺前遺跡、磐梯町と猪苗代町にまたがる法正尻寺遺跡などが知られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火焔土器」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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