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火炎放射戦車(かえんほうしゃせんしゃ)は、砲塔や車体前面などに設置された噴射口から加圧した油を噴射し着火することによって、火炎を放射する戦車。火炎放射器を主武装とした戦闘車両である。主に、陣地攻撃、森や建物・塹壕に潜む敵兵のあぶり出しなどに使用された。 最初に火炎放射戦車を使用したのは、1936年のエチオピアにおけるイタリア軍といわれる。L3軽戦車にトレーラー式の油槽を装備したものであった。組織的に火炎放射戦車を運用し始めたのは第二次世界大戦中のドイツ軍・ソ連軍である。携帯式の火炎放射器と比較し、燃料搭載量が多いことが利点となっている〔火炎放射器-豪華を放つ地獄の近接兵器- 松代守弘 歴史群像 2006年12月号 P12-15 学習研究社〕。油輸送専用のトレーラーを牽引させる方式と、戦車内に油槽を持たせる方式に二分できる。 第二次大戦以降は、歩兵の対戦車兵器が急速に進歩して、もともと射程が短かった火炎放射器を射程面で凌駕し、火炎放射戦車の方が射程外から反撃されるようになったため、ほとんど開発・使用されていない。 == 各国の使用状況 == === ドイツ軍の火焔放射戦車 === *; I号戦車への火炎放射器搭載 : 機関銃しか搭載していないI号戦車の火力アップのため、試験的に歩兵用の火炎放射器が取り付けられた。戦場にて現地改造されたものであり、正式なものではない。 *; II号戦車火炎放射型(フラミンゴ) : 正式に専用火炎放射器を搭載。II号戦車D型をベースにしたもので、砲塔から機関砲を除去、空いたスペースに油槽を設け、既存の砲塔とは別に車体前方両側に旋回式の放射搭を搭載した。 *; B2火炎放射戦車 : 鹵獲したフランス製 ルノーB1 bis 戦車を改造したもので、車体に装備されていた75mm砲を火炎放射器と入れ替えたもの。 *; III号戦車火炎放射型 : III号戦車M型の主砲の代わりに火炎放射器を装備し、360度全周への放射を可能にした。 *; III号突撃砲(火炎放射型) : III号突撃砲の主砲の代わりに火炎放射器を装備したもの。修理のために後送されてきた突撃砲を改造して製作された。 *; 火炎放射戦車38 : 駆逐戦車38を改造し、主砲に代えて火炎放射器を搭載したタイプが作られた。 その他にも装甲兵員輸送車にも火炎放射器を搭載した(Sd Kfz 251/16)などがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火炎放射戦車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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