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火線救護(かせんきゅうご)とは、日本の陸軍の制度のひとつで、軍医による第一線での負傷兵の救護活動のこと。本記事では、主として第二次世界大戦ごろの火線救護について述べる。 == 概要 == 日本陸軍には負傷兵の治療をするための野戦病院があったが、独自の輸送組織・兵站組織を有しないため、自身では負傷兵を効率的に後送する事も、負傷兵に温食給食や、新しい衣服を与える事もできなかった。 日本陸軍においては第一線での応急措置を重視し、これを「火線救護」と呼んだ。戦時編成の歩兵一個大隊(約1200名)ごとに第一線での応急措置にあたる軍医1名と、軍医1名を配属した「仮繃帯所」が設けられていた。この軍医2名が日本陸軍の定めた定員であり、仮繃帯所の軍医は甲軍医、第一線の軍医は乙軍医と呼ばれた。さらに、臨時に「患者収容班」を作って、第一線、仮繃帯所、野戦病院の間で負傷兵を運ばせることがあった。 なお、日本陸軍における軍医の制度については軍医#帝国陸軍の軍医補充を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「火線救護」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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