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投手(とうしゅ)とは、野球やソフトボールにおいて打者にボールを投げる役割の選手である。英語からピッチャー (pitcher) とも呼ぶ。 野球における守備番号は1。また、英略字はP(Pitcherから)。クリケットの投手はボウラー(bowler)と呼ぶ。 投球の速度(球速)を表示する単位として一般に日本ではキロメートル毎時 (km/h)、アメリカ合衆国ではマイル毎時 (mph) が使われる。これは日本が国際単位系であるメートル法を採用しているのに対し、アメリカではヤード・ポンド法を導入しているため。 == 投手の役割 == ===投球=== 投手の主な役割は、投球によって失点を最小限に抑え、チームの勝利に貢献することであり、投手力の充実が試合の結果に大きく影響するとも言われている。特に第1イニングから投げる先発投手の場合は「試合を作る」と表現され、6イニング以上を3失点以内に抑えることをクオリティ・スタートと呼び目安の一つとなっている。また、リリーフ投手は引き継いだ試合の状況を守りきること(先発投手が作った勝てる試合を逆転させないこと)が要求される。 投手の役割は、単にボールを投げるだけではなく「打者を出塁させないこと、走者を生還させないこと」であるとも言える。投手は打者から三振を奪ったりゴロやフライを打たせるなどしてアウトを取る。そのために捕手とサインを通じて連携して個々の打者が苦手とするコースや球種を投げるなどする。『ドジャースの戦法』の著者アル・キャンパニスは投球で最も大事なのは制球だとしている〔キャンパニス(1957年) p.8〕。 投手は、全ポジションの中で試合の勝敗に及ぼす影響が最も大きく、また、肉体的・精神的負担が最も厳しいポジションである。スタミナの消耗は激しく、あまりに数多くの球を投げると肩・肘を故障(負傷)する危険性がある。ボークの適用や全選手中唯一の白いグラブの着用禁止など、もっとも多くの規則に縛られるポジションであり、暴投といった投手のみに課せられうるミス、チームの守りの要としての責任なども挙げられる。しかし、その反面、打者と一対一で対戦できる事や、打ち取ることの楽しさ、投手のみが得られるタイトルや表彰もある。日本では、投手は、野球の主役であり、もっとも華のあるポジションであるとされる。自分が中心だというわがままな性格もピッチャーには必要だと言われる(一方、北中米においては遊撃手が花形のポジションとされ、運動能力に優れた選手は優先的に遊撃手となり、日本における「エースで四番」が「ショートで三番」に置き換わる)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「投手」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Pitcher 」があります。 スポンサード リンク
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