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炭素(たんそ、、、)は、原子番号 6、原子量 12.01 の元素で、元素記号は C である。 非金属元素であり、周期表では第14族元素(炭素族元素)および第2周期元素に属する。単体・化合物両方において極めて多様な形状をとることができる。 炭素-炭素結合で有機物の基本骨格をつくり、全ての生物の構成材料となる。人体の乾燥重量の2/3は炭素である。これは蛋白質、脂質、炭水化物に含まれる原子の過半数が炭素であることによる。光合成や呼吸など生命活動全般で重要な役割を担う。また、石油・石炭・天然ガスなどのエネルギー・原料として、あるいは二酸化炭素やメタンによる地球温暖化問題など、人間の活動と密接に関わる元素である。 英語の carbon は、1787年にフランスの化学者トモルボーが「木炭」を指すラテン語 carbo から〔Shorter Oxford English Dictionary, Oxford University Press〕名づけたフランス語の carbone が転じた〔。ドイツ語の Kohlenstoff も「炭の物質」を意味する〔。日本語の「炭素」という語は宇田川榕菴が著作『舎密開宗』にて用いたのがはじめとされる。 == 特徴 == 非金属の炭素には、4つの外殻電子と4つの空席がある。そのため、価電子数4〔と元素の中でも最も多い4組の共有結合を持つことが可能であり、この特徴から多様な分子をつくる骨格となる〔〔桜井 (1998)、p.54〕。炭素が他の元素と結びついて作る化合物の種類は約5400万種にのぼる〔。 融点や昇華を起こす温度は全元素の中で最も高い。常圧下では融点を持たず、三重点は10.8±0.2 MPa、4600±300 Kであり〔〔、昇華は約3900 Kで起こる。 炭素原子同士の共有結合は非常に堅牢であり、それがつくる単体において自然物としては最も硬いことで知られるダイヤモンドから最も柔らかい部類に入るグラファイトまで、幅広い形態や同素体を持つ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「炭素」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Carbon 」があります。 スポンサード リンク
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