|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 炭 : [すみ] 【名詞】 1. charcoal ・ 炭酸 : [たんさん] 【名詞】 1. carbonic acid ・ 酸 : [さん] 【名詞】 1. acid
炭酸ジメチル(たんさんジメチル、dimethyl carbonate、略称 DMC)とは有機化合物で、炭酸のエステルの一種。水に難溶の無色の可燃性液体。消防法に定める第4類危険物 第1石油類に該当する〔法規情報 (東京化成工業株式会社)〕。 近年、メチル化の試剤としての用途が発見された。炭酸ジメチルはヨードメタンや硫酸ジメチルといった従来のメチル化剤よりも毒性が低く、生分解性に優れる。従来の合成はホスゲンを用いていたが、現在ではメタノールと一酸化炭素と酸素から触媒的に合成でき、グリーンケミストリーの概念に合うものとされる〔Tundo, P; Selva, M. ''Acc. Chem. Res.'' 2002, ''35'', 706-716. DOI: 10.1021/ar010076f 〕。 :2 CH3OH + 1/2 O2 + CO → CH3OC(=O)OCH3 + H2O 炭酸ジメチルはフェノールやチオフェノール、アニリン、ニトリルのα位、カルボン酸をメチル化できる〔〔Shieh, W. C.; Dell, S.; Repi, O. ''J. Org. Chem.'' 2002, ''67'', 2188-2191. DOI: 10.1021/jo011036s 〕。しかし多くの場合は高圧・高温条件が必要となり、耐圧反応容器が必要となる。その解決を目指すものとして2002年に、ジアザビシクロウンデセン (DBU) の添加により炭酸ジメチルの還流下 (沸点 90 ℃) で進行する安息香酸および誘導体のメチル化反応が報告された〔。 == 参考文献 == 〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「炭酸ジメチル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|