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炻器 ( リダイレクト:せっ器 ) : ウィキペディア日本語版 | せっ器[せっき]
炻器(せっき)とは、陶磁器の一種。 == 概説 == 半磁器、焼締めとも呼ばれる、陶器と磁器の中間的な性質を持つ焼き物で、1100~1250℃で焼成する〔光芸出版編集部 『窯から見たやきもの』 光芸出版、1981年。〕。本来英語の"Stone ware"の訳語という。世界各地にあり、普通施釉せず、また絵付けも行なわれないことが多いかわりに、地肌の風合いが賞玩される。浮彫り、貼花(レリーフ)等の装飾が施されることも多い。堅牢で耐水性があり、瓶、壷、水差し、茶器、食器、花器、植木鉢、フィギュアリンなど、日用品から装飾品まで幅広く作られる。素朴で自然の風合いを活かす日本の焼き締め、文人趣味とも繋がる中国の紫砂、また人工美と新古典主義の結晶であるイギリスウェッジウッドのジャスパーウェアなど、陶器や磁器にはない魅力を持った焼き物の一群である。また、無釉のものを「素焼き」と呼ぶことがあるがこれは間違いである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「せっ器」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Stoneware 」があります。
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