翻訳と辞書
Words near each other
・ 烏維単于
・ 烏羅渾
・ 烏羽玉
・ 烏羽玉 (曖昧さ回避)
・ 烏羽色
・ 烏耳島駅
・ 烏臼
・ 烏臼油
・ 烏芻沙摩妙王
・ 烏薬
烏藉単于
・ 烏蘇
・ 烏蘇市
・ 烏蘇米施可汗
・ 烏蘇里
・ 烏蘇里江
・ 烏蘭
・ 烏蘭夫
・ 烏蘭察布
・ 烏蘭察布市


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

烏藉単于 : ミニ英和和英辞書
烏藉単于[からす]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [からす]
 【名詞】 1. crow 2. raven 
: [ひとえ, たん]
 【名詞】 1. one layer 2. single 

烏藉単于 : ウィキペディア日本語版
烏藉単于[からす]
烏藉単于呉音:うじゃくぜんう、漢音:おせきせんう、拼音:Wūjíchányú、? - 紀元前56年)は、中国前漢時代の匈奴の対立単于。匈奴の分裂時代の対立単于のひとりで、もともと烏藉都尉〔“烏藉”に属する都尉であるが、“烏藉”が部族名なのか、地名なのかは不明。ただし、右賢王や右奧鞬王が管轄する右方(西部)にあったことは確かである。<『漢書』匈奴伝下>〕だったので、烏藉単于と称した。名は不明。
== 生涯 ==
五鳳元年(前57年)秋、屠耆単于は元日逐王先賢撣の兄である右奧鞬王と烏藉都尉に、それぞれに2万騎をつけて東方に駐屯させ、東の呼韓邪単于に備えた。この時、西方の呼揭王の来は唯犁当戸と共謀して、屠耆単于に「右賢王握衍朐鞮単于の弟)が自立して烏藉単于となろうとしている」と嘘の報告をした。そこで屠耆単于は右賢王父子を殺したが、後で冤罪であったことを知り、今度は唯犁当戸を殺した。呼揭王はこれを恐れて、遂に自立して叛き、呼揭単于と称した。また、右奧鞬王はこれを聞くなり自立して車犁単于となり、烏藉都尉も自立して烏藉単于となった。ここにおいて五単于が並立することとなる。屠耆単于は自ら兵を率いて東の車犁単于を撃ち、左大且渠都隆奇に烏藉単于を撃たせた。烏藉単于と車犁単于は敗北して西北へ遁走し、呼揭単于の兵と合流して4万となる。烏藉単于と呼揭単于は単于号を棄てて、共に車犁単于を補佐し、屠耆単于に対抗した。屠耆単于はこれを聞くなり、左大将と都尉に4万騎をつけて東方に駐屯させ、呼韓邪単于に備えるとともに、自らは4万騎を率いて西の車犁単于を撃った。車犁単于は敗北して西北へ遁走し、屠耆単于は西南に引いて闟敦地に留まった。
五鳳2年(前56年)、屠耆単于が呼韓邪単于に敗れて自殺すると、烏藉都尉は車犁単于らとともに呼韓邪単于に降ったが、しばらくして李陵の子によってふたたび単于に立てられた。しかし、まもなく呼韓邪単于に捕らえられて2人とも斬られた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「烏藉単于」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.