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無事之名馬 : ミニ英和和英辞書
無事之名馬[ぶじこれめいば]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [む]
 【名詞】 1. nothing 2. naught 3. nought 4. nil 5. zero
無事 : [ぶじ]
  1. (adj-na,n) safety 2. peace 3. quietness 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
: [これ]
 (int,n) (uk) this
: [な]
 【名詞】 1. name 2. reputation 
名馬 : [めいば]
 (n) fine or famous horse
: [うま]
 【名詞】 1. (1) horse 2. (2) promoted bishop (shogi) 

無事之名馬 : ウィキペディア日本語版
無事之名馬[ぶじこれめいば]
無事之名馬(ぶじこれめいば、無事是名馬とも)とは、競走馬を指して「能力が多少劣っていても、怪我なく無事に走り続ける馬は名馬である」とする考え方を表した格言である。馬主でもあった作家菊池寛による造語として有名だが、実際は時事新報の岡田光一郎によるものである〔『優駿』1968年12月号、p.53〕。岡田はまた菊池の『日本競馬読本』の代筆も行っている。菊池が競馬関係者からを求められた際に、『臨済録』にある「」に想を得て色紙揮毫していたのが言葉の始まりとされた。「無事是貴人」とは、本来「自然体の内に悟りを啓く者が貴人」という意味の禅語で、茶道において一年の無病息災を寿ぐ言葉として転用された。
菊池は日本競馬会の雑誌『優駿』に寄せた随筆で、馬主としての経験から「樂しみを覺える割合ひに較べれば、心配や憂鬱を味はふ時の方が多い。馬を持つてゐることの樂しみが二、三割だとすれば、心配や憂鬱の率は、まづ七、八割にも及ぶであらう。それも、大部分は馬の故障から来るのだ」〔と語り、「馬主にとつては、少しぐらゐ素質の秀でてゐるといふことよりも、常に無事であつてくれることが望ましい。『無事之名馬』の所以である」〔としている。この考えは馬主のみならず多くの競馬関係者の共感を呼び、以後「無事之名馬」は頑健に走る馬を賞賛する言葉として使用されている。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「無事之名馬」の詳細全文を読む




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