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無差別曲線(むさべつきょくせん、)は、ミクロ経済学で、消費者の選好の幾何学的表現で、同等に好ましい、または、同じ効用が得られる財の組み合わせを結んだ曲線。等効用線ともいう。消費者行動の分析に用いられる。 一般的に消費者は、予算線と無差別曲線が接するところ(主体的均衡点または最適消費点と呼ぶ)で効用を最大化する。財の価格が変動したときにおけるこの点集合を価格消費曲線と呼ぶ。 価格変動時におけるこの接点の移動は代替効果と所得効果に分解されることによって表される。代替効果とは、財の相対価格の変化による消費量の変化を示し、所得効果とは、価格変化がもたらす実質所得の変化による消費量の変化を示す。この分解はスルツキー分解と呼び、であらわされる。また、比較可能である2財XとYを想定したとき、財Yに対する財Xの限界代替率が2財のと等しくなる。このとき消費者の効用は予算線と無差別曲線が接する点で最大になっている。 == 参考文献 == * Bruce R. Beattie and Jeffrey T. LaFrance, "The Law of Demand versus Diminishing Marginal Utility" (2006). ''Review of Agricultural Economics''. 28 (2), pp. 263–271. * Volker Böhm and Hans Haller (1987). "demand theory," ''The New Palgrave: A Dictionary of Economics'', v. 1, pp. 785–92. * John Geanakoplos (1987). "Arrow-Debreu model of general equilibrium," ''The New Palgrave: A Dictionary of Economics'', v. 1, pp. 116–24. * Binger and Hoffman (1998), ''Microeconomics with Calculus'', 2nd ed. Addison-Wesley. * Perloff (2008). ''Microeconomics, theory & Applications with Calculus''. Addison-Wesley. * Silberberg and Suen (2000). ''The Structure of Economics A Mathematical Analysis'', 3rd ed. McGraw-Hill. * 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「無差別曲線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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