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『激殺! 邪道拳』(げきさつ! じゃどうけん、''Soul of Chiba'' )は、1977年の日香泰合作映画。企画・主演 : 千葉真一、監督 : 野田幸男・陳銅民〔、製作 : シネシンク、カラー・シネマスコープ、94分。 == 解説 == 師匠の仇討ちを果たす格闘家の活躍を描いた物語で、千葉真一が企画に関わり、香港のヤン・スエが原案を担当し、格闘をモチーフとした作品。千葉扮する主人公が複数のムエタイ戦士や猿拳を操る刺客たちと戦うシーンは、実際に殴打技・蹴り技を身体へ打撃しており、ノーマルスピードからハイスピードへ切り替わりながら、ワンカットで撮影された。前年の映画『子連れ殺人拳』でも採用されており、当時はコンピューターグラフィックスがなかったためにこのような工夫が施され、信憑性と凄みのある格闘が表現されている〔。自らを強くするために主人公が電流を全身に流して反射神経を鍛錬するシーンなども加わり〔、ストーリーの随所に空手道・カンフー・ムエタイの活劇が展開されていく。主な脇役には、主人公に空手を教わり神秘的な笛を吹くタイ王国の娘に志穂美悦子、麻薬シンジケートの用心棒にヤン・スエ、麻薬取締官には沖縄県出身でアメリカ合衆国へ移住した空手家・山下タダシ〔1974年から1975年に公開された映画『ザ・カラテシリーズ』に主演している。〕、敵役には擬斗を兼務している鹿村泰祥〔香港映画を中心に活動する殺陣師・アクションコーディネイター・俳優・監督・プロデューサー。日本の湯浅剣友会出身。ジミー・ウォングの作品に参加したほか、『怒れるドラゴン 不死身の四天王』、『ゴッドギャンブラー』などにも出演した。〕、主人公の師匠にはメイクアップアーティストが本職である香港の方圓〔香港映画『四千金』、『空中小姐』、『野玫瑰之戀』、『星星 月亮 太陽』、『千嬌百媚』、『紅樓夢』、『香港ノクターン(香江花月夜)』などで、メイクアップを担当した映画スタッフである。〕、主人公を慕う少年に陳銅民の長男・陳可辛、など各国からキャスティングされた。猿拳を操る刺客にはジャパンアクションクラブ (''JAC'' ) から栗原敏・春田三三夫・片山小源太・古賀弘文らが配役され、主人公と彼らのスピーディーで迫力ある戦闘は見せ場となっている。 本編全てがバンコクではチャオプラヤー川・セーンセープ運河、ジム・トンプソンの家や、クウェー川・パッタヤーなど、タイ王国で2か月のロケーション撮影を費やした〔〔。千葉真一にとって映画『東京-ソウル-バンコック 実録麻薬地帯』以来の滞在となり、かつてテレビドラマ『キイハンター』がタイ王国で放映されていたため、千葉は注目を浴びていた。俳優・スタッフは、タイ王国・日本・香港・アメリカ合衆国などから参加している。各国で封切り公開された際には字幕を加えられたが、日本・アメリカ合衆国では自国の言語に吹き替えしており、声優はクレジットタイトルに表記されていない。本作は1991年のロサンゼルスや、2004年2月29日にはフィンランドの''Night Visions Film Festival'' にてリバイバルされた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「激殺! 邪道拳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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