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無風選挙(むふうせんきょ)とは、当選者と落選者が最初からはっきりしていると見られている選挙のこと。 ==概要== 当選枠分が有力候補ですでに埋まり、他候補が泡沫候補のみの場合、無風選挙になると見られる。自分たちの一票で当落が変わるという状況になりにくいという認識が広がるため、投票率は低くなりやすい。無風選挙になると見られる選挙区は無風区と呼ばれる。 小選挙区制では、閣僚や党要職にある大物政治家の選挙区などで無風選挙が発生しやすくなる。 参議院二人区では、二大政党制が進むと第一政党候補と第二政党候補が当選しやすくなり、二大政党が一人ずつしか候補を擁立しない場合はその他の候補が当選することが難しいことが多く、無風選挙になりやすい。 地方自治体の首長選挙では、与野党相乗りの現職が再選を狙って立候補すると、対立候補は相乗りしない一部野党や諸派などの候補となり、無風選挙になることが多い。 選挙速報をしているテレビ局が投票終了直後の開票で当確報道をするケースもある。 無風選挙と見られるからといって、有力候補がまったく選挙運動しないわけではない。当選することは当然として、得票数や得票率をできるだけ高めようと努める。これは、多くの有権者の支持を集めたと見られるほど、当選後の政治活動において政治力、影響力、発言力が増すからである。同様に落選が確実な候補者にとっても、有力候補に対する実質の「不信任票」を得ることと特定政党の支持者の割合を調べるのが目的なので、議会での発言権を増し、相乗り候補に対抗できるとしている。有権者に有力候補への不満があるのに、対抗馬が立候補しない(あるいは、有力候補の圧力で出馬を断念させられた)場合には、いわゆる泡沫候補が予想外の善戦をすることもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「無風選挙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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